2024年7月のプロレス感想
ヴォーン・ヴァーティゴvsマイケル・オク(Smash 2024/5/26)
やはりオクのスター性は段違いですね。
特別なことは何もしていないのに、観客が見惚れてしまう。
オスプレイ始め、数多の強敵と闘ってきたことが血となり肉となっていますね。
そのオクを向こうに回すとヴァーティゴは厳しい。
彼もFoFの片割れとして才気あるレスラーではあるのですが、
まだまだローカルスターという枠組みから出るには至っていません。
だからこそこの試合に関してはヴァーティゴが勝ってはいけなかった。
Smash Wrestlingがローカル団体であるという事実を差し引いても、
結果に対して今一歩入り込めない部分がある。
攻防で沸かせていた部分もあっただけに、色々と惜しい試合でしたね。
***
フィリー・マリノ・エクスペリエンスvsMxM(Glory 2024/3/16)
MxMはインディーにアジャスト中。
とはいえエンタメ要素が不必要に長く、また洗練もされていないですね。
他の団体では比較的うまくやっているので、この試合はらしくなかった。
PMEは堅実さで試合を盛り上げ、終盤においては彼らが持ちうるスキルを発揮していたが、
全体を通してみると低調と言わざるを得ない内容で、
このカードに期待するものには届かなかった。
**1/2
サムライ・デル・ソルvsオマリ(FWF 2024/2/3)
体格差を活かす、という巨漢vs小兵の基本が出来ているのはいいですね。
デル・ソルはベビーフェイスとして理想的な身の振り方をするし、
オマリもローカル・スターとして器用な一面を見せる。
構図で見たら対世界なのですが、オマリが知名度以上に実力があることも幸いし
対等に渡り合うという部分に違和感を覚えることは最後までありませんでしたね。
総合的に見たら良い試合、と位置付けられますが
レフェリーの素人っぽい動きで没入感に水を差されたのがやや残念かな。
***1/4