2024年2月のプロレス感想
オースティン・ルークvsレロイ・ロビンソン(H2O 2024/2/5)
王者として風格が出てきたルーク。
新人と思しきロビンソンに対して胸を貸すようなファイト。
クロス・フェイス狙いのための肩攻めも自然な形で織り交ぜていきます。
ロビンソンはセドリック・アレキサンダーのようですね。
そこまで頭抜けている感じもしないが、新人としては
ある程度の水準を満たしており、王座戦に抜擢されるのも納得です。
劇的な面白さはないが、両者の力量を味わえるという点では悪くない。
***1/4
ジョナサン・グレシャムvsクリス・リッジウェイ(IWN 2024/1/26)
国境も海をも越えたライバル関係。
お互いの手を知り尽くしている、ということはお互いの動きを熟知し
察知する能力に長けているということ。
レスリングの攻防の中に相同性、反復性を強調することで
初見の観客にも二人の関係性を明示できていますね。
また、トーナメントの一つとして組まれていることが余分な雑味を濾過し
両者の純粋な実力を余すところなく楽しめる構成になっている。
ピュア・レスリングとはこういう試合のためにある言葉なんでしょうね。
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