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【今季のサガン鳥栖どんなチーム?】Jリーグ・2022年シーズン| FBase マガジン #8

サガン鳥栖初心者が数試合見た感想、考察を加えながら、今季のサガン鳥栖というチームはどんなチームなの?とつらつらと書いたnoteです!

それでは、最後までお楽しみください!

チームの大枠

今季のサガン鳥栖のチームコンセプト(チームの大枠)をまずはおさえておこう。

3-4-2-1のシステムをベースに攻守両面で自分達からアクションを起こすチーム。ボールを握り、ボールに出て行く。それを90分間、高強度で、ハイテンポ、ハードワークでこなして行く。

攻撃では複数の人が関わりボールを動かす。人とボールを動かしながら、相手の守備の基準を定めさせない。そして相手をボールに集めて背後を狙う。

守備では初めから下がることはせず、前への矢印を全面に出し、アグレッシブにボールに出て行く。ボール非保持の配置も3-2-4-1、5-2-3-1、5-4-1と状況に応じて変えていく。

それでは攻撃、守備に分けてより詳しく、サガン鳥栖がどんなチームなのか見ていこう。


【攻撃局面】

-ビルドアップ-

サガン鳥栖の1番の特徴といえばビルドアップ局面ではないだろうか。

変幻自在に相手の出方によって配置を変えていく。そのレパートリーの数はJリーグ屈指。

毎試合色んな彩り(配置)を観れるのもサガン鳥栖の魅力の一つだ。

① FP11人化

1番のサガン鳥栖のビルドアップ時の特徴といったらコレだろう!

GKがまるでフィールドプレイヤーさながらに、ビルドアップ時にボールに関わることだ。

言い方を変えればフィールドプレイヤーを10人から11人にしてしまう!そんな戦術をビルドアップ時見せる。

GK朴がFP化!

GK朴がDFラインに加わりボールを動かす。これにより最終ラインの配置が可変。

3バックから4バックになったり、3バックの一角が前に押し出されて中盤の数を増やしたり。

このフィールドプレイヤー11化により、当然相手の守備の基準はずれて、混乱していく。

プレスにかけられる人数は普通に考えて10人が限界(GKがゴールを開けて前に出ることは非現実的)。

GKのフィールドプレイヤー化により、11vs10を作り出しボールを動かすことで、あらゆる局面で数的優位を作ることが可能に。

② 3人で相手最終ラインピン留め

そして、サガン鳥栖のWBとワントップの3人が相手最終ラインのライン上もしくは背後を狙うことで、相手の最終ラインをピン留め(相手最終ラインを前に出にくくさせる)。

3人で相手最終ラインをピン留めする事で、より後方のビルドアップは優位性を持ちながら行えるようになる。

③ IHのサイドへ流れる動き

WBが高い位置に上がるとIHがサイドに流れて落ちる動きがまた、相手にとっては非常ににくい。

IHが本当に捕まえにくい!

そしてIHがサイドに流れるタイミングで、CHの2人が上下に列移動を開始。CHの列移動でボールに対して段差を形成し、トライアングルを形成。CHがリンクマンとなり複数のパスコースを繋ぐ役割に。

CHは最終ラインに落ちて(サリーダ)相手のプレスの基準を撹乱させる役割も担う。

④ CHのサリーダ

中盤センターのサリーダ!

CHの一角が最終ラインに落ちて後方の陣形を変えていく。GK朴も当然ボールに関わりながらボールを動かして行く。

落ちた中盤の選手は前線にスペースがあるとドリブルで前進。3節のグランパス戦では小泉の落ちる動き。そして運ぶドリブルは非常に効果的だった。


-アニメーションでビルドアップのまとめ!-


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