人と繋がり地域交流から一次産業の未来を創る
今回は農家さんの中でも、地域活動を活かして農業の発展に貢献されてきたている和泉(いずみ)農園の和泉やす子さんの元に伺いました。今回取材したのは、豊後高田チームで直売所「夢むすび」を運営する串田です。
大分県豊後高田市は西日本一の「白ネギ」の産地
和泉農園がある豊後高田市の「呉崎(くれさき)」という場所は昔海だった干拓地。そのさらさらとした砂のような土壌が、砂を盛り上げながらネギの白い部分を覆っていく白ネギ栽培に適しているとのことで、冬の呉崎は見渡す限りの白ネギ畑が広がっています。
移住してから、私も何度も和泉さんのお家を訪れていますが、同じような景色が続く呉崎の道はなかなか覚えれらません。(笑い)
農業との出会いは1冊の本から
「こんにちは!」と大きな声で作業場に入っていくと、ネギ剥き機で収穫した白ネギを綺麗にしている和泉さんの姿が。作業中はかなり大きな音がなるので、聞こえなくてごめんね〜と作業場の休憩室で今日はお話しさせて頂きました。
今日はよろしくお願いします!早速なんですが、和泉さんが農業を始められたきっかけからお伺いしてもいいですか。以前、ある本がきっかけで農業を志されたと伺いました。
高校2年生の時に、本に出会い農業を志された和泉さんは、大学でも農業を学び、ご主人と出会いご結婚を機に呉崎に来たそうです。そして家業の農業を手伝う傍ら3人のお子さんを育てながら呉崎地区の発展にも貢献してきました。
今の時代になって共働きという言葉が盛んに使われていますが、和泉さんはこれまでも農業をしながら家事や育児もこなして、ずっと両立されてきたことに改めて感心します。
地域活動への参画
そんな和泉さんのように、農業を支える女性たちが協働しコミュニティとして活動し始めたのが、今私たちも入っている農業ネットワークの前身「若妻会」でした。27歳の時から若妻会に参画し、和泉さんは先頭に立って地域活動を支えてきたそうです。
どうして、地域活動に積極的に参加しようと思われたんですか?
この生活改善グループが、現在夢むすびを運営していて、おせち事業などでも協力し合っている現在の豊後高田市AFFネットワークに繋がっているんですね。
直売所「夢むすび」の立ち上げ
そんな、和泉さんが会長の生活改善グループとJA女性部、若妻会、経営士会が合併してできた農家ネットワークが運営を始めたのが現在FoundingBaseが運営を任されている直売所「夢むすび」です。
農家の女性たちが、自分たちの経験を持ち寄り消費者目線で改善を重ねてきた歴史を教えてもらいました。
農家さんの意識改革が1番の課題だったんですね。和泉さんのお話を聞いて、これまでの努力の上に今の私たちの直売所の活動があるんだと、気が引き締まりました。
和泉さんのおっしゃるように、農家さん自身が農業を続ける活力を見つけて働いていける仕組み作りをしていくことが、未来の地域農業の発展に繋がっていくのではないかと改めて思います。
人と繋がり、紡ぐ地域の未来
そんな、明るく活発に活動されてきた和泉さん家族の元へは、現在多くの若者が集い農業や、地域活動を学んでいます。
人との繋がりを機会と捉え、新しいコトに常に取り組んできた和泉さんの背中があることで、農業といった側面から地域を活性化しようと挑戦する後輩たちが育っていくのだと思いました。
様々な人と繋がることで、新たな知見を得て、それを足元の地域に還元していく。そんな和泉さんと私たちも協働し、豊後高田の一次産業の未来を創っていきたいと心から思います。
ミネラルたっぷりの甘い白ネギ
そんな和泉農園で、この時期旬を迎えているのが「白ネギ」です。
昭和52年に国の指定産地となった時から和泉農園では白ネギを育てていらっしゃいます。
白ネギは特に火を通すと甘さが増すため、煮たり焼いたりして食べるのがおすすめとのこと。鍋もいいですし、そのまま焼きネギにして食べるのもおすすめだそうです!
ご購入はこちらから
今回ご紹介頂いた和泉農園をはじめとする呉崎地区で育った白ネギは
FOUNDINGSELECTIONからお買い求め頂けます。甘い白ネギを20本セットにしてご自宅にお送りしています。ぜひご覧ください。