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【ソウル】"今は、デコ全盛時代!" かわいい気迫に満ちたワッペンデコショップ
ソウルの面白かったお店紹介シリーズ~
ソウル、いろんな角度から面白いお店があるけど、「いる人たちの熱量がすごかった」という意味では、人気雑貨ショップ object の本店である西橋店が印象に残っている。
もうすでに日本にも進出している話題のお店なので、知っている人も多いかもしれないけど…
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ここの 4 階では、ペンケースやポーチ、トレカケース、キーホルダーなどなどさまざまな雑貨に、大量に準備されているミニワッペンをはって「自分だけのグッズ」を作ることができるのだ。
フロア内に満ちあふれる「かわいらしい気迫」
「ワッペンも、デコも、手作りグッズも興味ない」
と思ったあなた! 実はわたしもそう(笑)。
でも、実際行ってみると、テンションあがるの!
まず、フロアの真ん中と窓際に大きな長机にぎっしりと置かれたミニワッペンが壮観。そして、どれもかわいい。
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チェゴシム、inapsquare など今大人気の韓国雑貨ブランドから、漫画の効果音(ハングル)ワッペンやタンフルワッペンなど韓国ならではのワッペン、シンプルなアルファベットまで、とにかくかわいいワッペンだらけ。
その土台となるさまざまなグッズも、シンプルでカジュアルだけど安っぽくなくて、よい!
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雑貨屋で人だかりがあると、たいていチェゴシムコーナーだったりする
そしてなにより、平日昼間にも関わらず、多くの人が訪れてデコに夢中になっている熱気に満ちていた。
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「自分の好きなものだけ集めて、自分だけのスペシャルを作りたい」
そんなかわいらしい気迫。
それにつられて、作る気がなかったわたしもつい...
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ちなみに、星ワッペンは向きが間違っている笑
よく見かける、つるつる&ファンシーな色味&キャラのトレカケースが好みじゃなくて、K POPオタクでありながら?トレカケースというのを持ったことがなかった(まあ、トレカ・グッズ自体にあまり興味がないんだけど)。
なので、人生初トレカケースである。じゃーん
ちなみに、ワッペンとグッズを選んだ後キャッシャーに持っていくと、自分でレイアウトし、その場でアイロンをかけてくれる。
もちろん、自宅に持って帰って自分で完成させるのもいいし、ワッペンだけ買って自分の持ち物にデコるのもいい。
延禧洞にはワッペンデコ専門店も
楽しかったので、帰った後調べてみたところ
そもそも object の「ワッペンデコ」は、2022 年に西橋店でファブリック素材のグッズを出している LIMPA LIMPA(겨울엔 토스트가 좋아)とpyobyobyo のポップアップが行われた際に始まったそう。
で、このポップアップの最初の発想が、
「ファブリック素材と縁が深いこの 2 つのブランドが、巨大衣料品専門商店街である東大門総合市場に出店していたらどんな感じだろう?」(参照)
なるほどー!
たしかに、問屋街独特のモノが大量に陳列している感じ、あった。
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この「ワッペンデコ」ポップアップは大好評で、西橋店では常設になった他、同年 11 月、弘大から20分ほど歩いたところにある延禧洞(ヨニドン)にワッペンデコ専門の店 object sannga もオープンしている。
場所は、1979 年からあるショッピングセンター「サロガマート」の2階。
ここは今では、住民のためのショッピングセンターというのを超え、「レトロ感」を味わう住民以外の訪問客も多く、延禧洞の文化を主導する拠点のひとつだとか(参照)。
サロガマートは、特に民間主導で開発された小規模生産者のための商圏が活性化したという点で、object sannga(object)が追及する部分と似ているため、一緒に過ごせたらいいなと思いました。
いつか、ここも立ち寄ってみたいな。
「今は、デコ全盛時代!」
ちなみに、object sannga のインスタにはこんなキャッチフレーズが書いてある
"DIY의 모든 것. 지금은 꾸미기 전성시대!"
DIY のすべて。今は、デコ全盛時代!
今は、デコ全盛時代!!
「キーホルダー型のガイドブックを作りたい」でも書いたけど、ほんとそうだなーと思う。
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「チャームでデコれる」サングラス、ほんとかわいかったよね
それに、そもそも「DIY」っていうと、「営利企業による既成のものを買わず、身の回りのものは、自分自身で作り出すのだ!」っぽい、ハードコアな?「生き方の思想」的な印象をわたしは持つのだけど
生活必需品ではないようなちょっとした「楽しみ」を、自分好みにカスタムしてつくる。日常、ふと目にしたデスクの上に、バッグの持ち手に、そのバッグの中に、「それ」があるとちょっと幸せな気分になる。
いつのまにか「DIY」ってそういうのも含むようになってて、今、結構多くの人が求めている気分なのかなーと思ったりもした。