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「プロレス詩~座れない椅子~」

大塚由美子さんの「プロレス詩~座れない椅子~」を読みました。

表紙の写真の「座れない椅子」は、一見柔らかそうに見えますが、実はガラスの破片が埋め込まれている危険な椅子。それも実物らしい。
血を流す覚悟のある者だけが座ることを許される椅子とのこと。
有刺鉄線バットならぬ、ガラスの破片椅子だったとは。


馬場、猪木、そして現在のプロレスまでをみつめている詩人の視点です。
印象に残ったフレーズを少しだけ紹介します。


・・・・真摯の道は茨とご褒美を繰り返し・・・・


一遍の詩のあとにある、余白も詩の一部



・・・・六人の肉体を宿し
五人を失くした・・・・



・・・・予定調和のマッチメイクを顧みず
独り舌を出しながら
自分の感性に忠実に
愛を貫いた。・・・・



フェイクのような劇場と、フェイクではない激情



詩集を読んだあとなので、「余白」の多いnote投稿になってしまいました。
影響されやすいなぁ。







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