moco 瞑想する10代

10代、学生、人生模索中、春から大学生/文学・小説・詩・エッセイ・備忘録・教訓期・ 悲しみにあふれた世界で生きる価値を見いだす時間・私が私のままでいるために・ 夜は私の味方する・最果タヒは私の原点

moco 瞑想する10代

10代、学生、人生模索中、春から大学生/文学・小説・詩・エッセイ・備忘録・教訓期・ 悲しみにあふれた世界で生きる価値を見いだす時間・私が私のままでいるために・ 夜は私の味方する・最果タヒは私の原点

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東京を愛した彼の詩

東京は優しい こんな僕を受け入れてくれた ただ目立たずにひっそりと暮らしたい 大きな家も広い土地も綺麗な空気も 今の僕には荷が重い よどみきった東京が誰でも受け入れてくれる 派手にコスプレして急に歌い出しても そこが東京ってだけで許されるような気がした 多分東京は多くの痛みを知ってる だから夜は明るい 誰もが道を間違わないように 掃き溜めみたいな溜まり場、東京 人だかりの交差点の上で 踏み付けにされて死んだ彼が 愛した街

    • 愛の満ち欠け

      いわゆる愛の過剰欲求 満たされたいと 暴力的に懇願する 月の満ち欠けに あなたは現れ 私を酷く苦しめる 昨日まで平気だったのに 今日は世界が憎くて仕方ない 最悪なまま世界が終われば 私は誰も憎まない 空気のような存在となって 必要とされたい私を 今日が容赦なく襲いくる

      • この命

        心臓の鼓動が人生のタイムリミット刻んでる 速ければ速いほど死ぬのも早い 死って結局心臓の鼓動限界に達した時に起こる現象に過ぎなくて なら魂に肉体が形成されたという バークレーの観念論が正しいのかもしれない でもそれは死への恐怖心とは何も関係ないよ 魂が見えないのに感じてることが不思議で時々気持ち悪くなる どうせ死ぬならこの人生を謳歌する と言うとなんか重いので せめて生きてるうちに 目が二重になればいいよ

        • わたしとその他

          この優しさは偽物です それなりの対価は払ってよね やつらは君が道を踏み外すのを今かと待ってるよ どこまでも醜くいてね 君の良心が、君の優しさが、私をひどく締めつけるから 張り合いたいのは何とだろう 恐れているのは誰にだろう 見えない視線が痛い 見えない未来が怖い 見える君にはわからないでしょ 人間てみんなちっぽけなんだよ

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        東京を愛した彼の詩

          ただ世界に愛されたい

          世界中の誰もが敵になろうとも私は君の味方だ というのは建前で 必ず幸せにするなんて言わなくていいから あなたの前だけでは素直に泣かせてください こんな自分が醜くて仕方ないけど あなたにだけは優しさだって言ってもらいたい なんて死んだ後に言わないでよ。ばか…

          ただ世界に愛されたい

          世界

          私は君が嫌いでも君は私が好きでいる そんな都合のいい世界で生きていたい 世界が残酷なのは決して君のせいではない でも世界が美しいのが君のおかげでもない だから君が世界を変えるしかないのかもしれない 君が生きている限り世界は 美しく、残酷だ

          大人のあなたへ

          今日も愛されない者同士が愛されたいと肩を寄せ合いながら涙を流します   「ごめんね」に犯された者同士です ごめんねという言葉がどれだけ罪か知ってますか あなたはごめんねばかりでいつも大事なことは教えてくれないんですね 罪深い人だ おかげで全く近づけない ミステリアスなところは好きですよ 大人は隠すのが上手ですね 長い間生きると隠し事も増えるんですか すごく辛そうですよ 1人で抱えられますか 悲しい人生ですね あれ、私あなたに怒ってるはずなのに心配してる

          大人のあなたへ

          航空障害灯

          どちらかと言うとこの世界に悲観的でいた方が少しは得する まず、生きてることがすごいよね 深い深い夜の中でしか生きられないなら 夜の精鋭部隊になればいい いつだって求人募集中だよ 都会のビルのてっぺんで光る赤いランプが 君を照らしてくれるはず 赤い地平線のように見えてしまうのは 目が悪い人の特権かもね 僕もそろそろ失明かな 無人島に行くときはメガネじゃないとね コンタクトじゃ寝れなくなっちゃうから

          紙とえんぴつ

          人と人との距離は時に嫌気がさし、時に恋しい 僕を好きだと言ったあの子の手はひどく冷たくて 人間じゃないんだって気づいた時にはもう一人だった 高校生の時って色々考えちゃうよねって 私に言われても知らないよ 考えたくもないのに考えだすとすらすら書けちゃうから 考えたいのか考えたくないのか 私が一番わかんないよ

          流れ星

          冬の寒さに何の感情も抱かない夜だった ただ時の流れに身を任せたくなるそんな日は、来世に思いをはせてみた 月が出てないと星がいっそう瞬くこの景色にも 何か意味があるのではと思った ふとあの時の君のマヌケ顔を思い出してニヤニヤしていたら 空に小さな星が流れたから 君を精一杯恨んでみることにした

          OVER HEAT

          自分に都合の悪いものを排除した世界に ラブソングが存在しなかったこと シラをきるのももう疲れちゃった。 明日を生き抜くために排除した。 罵声なら君に言ってもらった方が楽だってぐらい 自分を肯定する世界に 愛をためる容量がなかったよね。

          夜明けのすべて/瀬尾まいこ

          「#読書の秋2021」に瀬尾まいこさんの「#夜明けのすべて」という本を紹介させていただきます。  この本との出会いは書店で、『自分の病気は治せなくても、相手を助けることはできるのではないかと思うようになる。』という帯に書かれた言葉に衝撃を受け手に取りました。 以下、帯を参照にした簡単なあらすじ↓ 主人公はPMS(月経前症候群)を患っている藤沢美紗とパニック障害を抱えた山添孝俊。小さな会社で出会い、おせっかい者同士の2人が恋も友情も感じないけど互いに助け合いながら明日に希望

          夜明けのすべて/瀬尾まいこ

          君に引き込まれる自分が怖くて記憶から抹消した。君の細胞を自分に上塗りしたくなる私はどこまでも軽かった。欲を出してしまえば簡単に犯罪に手を染められるイカれた芋。生まれた時から僕の細胞はママとパパのもの。どう足掻いても所詮合成版。

          君に引き込まれる自分が怖くて記憶から抹消した。君の細胞を自分に上塗りしたくなる私はどこまでも軽かった。欲を出してしまえば簡単に犯罪に手を染められるイカれた芋。生まれた時から僕の細胞はママとパパのもの。どう足掻いても所詮合成版。