カスハラの話。

こんばんは、えむです。

中身はいつも通りの取り留めもない長話ですが、暗い部分もありますので体調の悪い方はお気をつけください。 
でも、あまり身構えず話半分で読んでいただければなぁと思います。


東京都でカスハラ防止条例が可決・成立されました。
すごい!かなり進歩したな~と思う出来事です。
とはいえ罰則は無いそうなので、どのくらい効力があるかはまだまだ未知数と言ったところかもしれません。
それでも、『カスハラは悪』と公的に認められたのは声を上げやすくなって嬉しいなと思いました。
全国に広まって欲しいし、あまりに悪質だったりといった場合は罰則も出来れば良いなとも思います。

すごく気持ちが落ち込んでいた時に書いているかもしれませんが、私もカスハラの被害者です。
カスタマーハラスメントが原因で死ぬことを考えました。
私を傷つける客も助けてくれない職場も全てが憎くて、仕事に行けなくなる直前の頃は職場の屋上から飛び降りる想像ばかりしていました。
「死ねばもう嫌な思いをしなくて済む」という思考に追い込まれていた時は、生きているのか死んでいるのかさえ自分でも分かりませんでした。


生きていられたのはラッキーでしたが、主に電話中に言葉の暴力を受けていたトラウマで未だに特に固定電話の着信音を聞くと恐怖症では片付けられないような心理状態になります。
電話応対のある仕事に就けないので、地方では職探しが限られることになりました。
電話以外にも受けた傷はあり。一度死に近づきすぎた私は、この先も『死』から逃れるのは難しいのかもしれないなと思います。


だけど、私は1つだけ自分を褒めたいことがあります。
私がカスハラを受けていた職場は場合によっては個人情報を扱う必要があり、私も知ることが出来る立場にいました。
カスハラ客に報復することは多分いくらでも出来たと思います。

だけど、やりませんでした。 
他人を傷つけるような人間のために、自分の経歴が汚れるのは嫌でしたから。
落ちるとこまで落ちなかったことは自分で自分を褒めたいです。
あの時カスハラをした皆さんは、私がギリギリ理性的な人間だったことに感謝して欲しいですね笑

ただ、私は20代のほとんどをうつ病と闘い想像していた生活からはかけ離れることになりました。
そう思うと、人を呪うような自分になりたくはありませんが複雑な心境になるのも事実です。


理想でしかないかもしれませんが、私は商売には上も下もなく、売る人と買う人は対等であって欲しいと思います。
それは、BtoBでもBtoCでも一緒です。
いい大人として社会で生きているなら、理性的なやり取りができる世の中になっていくことを強く望みます。
そして「自分が何をしても相手は黙って何もしてこない」というのは、甘い考えだということも念の為頭の片隅に置いておくのが良いかと思います。

安心して気持ちよく仕事が出来る世の中になりますように。
それでは、また明日。

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