パパ19日目 これから育児休業を取得される方へ
パパ19日目。育児休業と職場について。これから育児休業を取得される方へのメッセージを最後に書いていますので、ぜひお読みください。
ようやく本日、職場に一区切りがつきました。「なぜ、パパになって18日目にもなるのに、まだ職場となんやかんややっているのか?」「育児休業1年間に突入しているはずではないのか?」という当然の疑問。もちろん自分にもその問いは毎日のようにグサグサと突き刺さっている。
そんなことになってしまった理由を整理すると、
①予定日よりも14日早く産まれたから
②後任に引き継ぐことが困難な業務があったから(そういうタイプの職種だから)
③早めに育休に入るという選択をしなかったから
ということになる、多分。以下、詳しく整理します。
①予定日よりも14日早く産まれたから
あと2週間かけて行おうと思っていた職場の引継ぎ業務、それからお家関係の赤ちゃんを迎える準備、その両方を妻子退院までの5日間でしなければならなくなりました。優先順位的には、まずお家環境の整備が第一。次に最低限の職場引継ぎ。
おうち環境の整備は、必要物資の購入、カーテン他あれやこれやのお家グッズと赤ちゃんグッズの洗濯、おうちの清掃、料理の作り置きなどです。職場の最低限の引き継ぎは、とりあえず生徒たちへの連絡と、事務手続き、教員間の引き継ぎの形を定めること、などなど。
結果、お家も職場も、やるべきことがやりきれずに妻子の退院を迎える形となってしまいました。とはいえ、この5日間の頑張りは結構すごかったですけどね。まあ、妻と比べれば足元にも及ばないのですが。
②後任に引き継ぐことが困難な業務があったから(そういうタイプの職種だから)
そんな訳で、まあ、おうちの作り置きできなかった食材の処理なんかは退院後になってしまった部分もあるし、お掃除についても、もっとやりたかった部分はありましたが、一層深刻だったのは職場でした。引継ぎ困難な業務とはつまり、丁度のタイミングで控えた定期考査の問題作成でした。試験出題範囲となる7月から9月までの時期の授業担当者は私であったため、他の教員が試験を作成するというのは結構避けたい事態。ほんとにほんとにどうしても、な場合しか、おそらくない。私がまあやれるんじゃないか、なんとかできるんじゃないか、そのポテンシャルなら、と思われていた部分もあるかもしれない。妻に言わせればそんなもん突っぱねろということになるのかもしれないが(そうすべきだったのかもしれないと思うが)。とにかく、定期考査の作問までが、私がやることで、それ以降は引き継いだ後任がやる、というのが育児休業に入る上での流れとして元々予定されていたところであったし、やはりそこを動かすのは実際的ではなかったのでした。でもなー、こういうとこなんだよな。教員業が人気なくなるのは。ハッシュタグ教師のバトン。定期考査自体なければ良いのに。外部模試がなんぼでもあるじゃん。
③早めに育休に入るという選択をしなかったから
ということで、振り返ってどんな教訓が得られたかというと、男性の育児休業の際も、女性の産前休暇8週間と似たような意味合い(と言えるのかわからないが)で、ちょっと予定日よりも早めに休業に入るべきであるということです。これはもう、声をフォルテッシモにして言いたい。男性も、ちょっと予定日よりも早めに休業に入るべきです。8週間はいらないかもしれないけれど、37週0日から正産期に入る訳ですし、その辺りが目安ではないでしょうか。そうすれば、計画的に引継ぎが行えます。私の場合、「妻に赤ちゃんのサインが出たら病院に駆けつけるので、その時点から職場に出られません」という状態でこれまできていました。生徒たちへも、「もしかすると今にも電話が入るかもしれないし、だから一応そのつもりでいてくださいね」という形になっていました。・・・それが良くなかったのですね。振り返って思えば。
ということで、これから育児休業を取得予定の男性の皆様へメッセージです。
予定日よりも早めに休業を開始しましょう!(手当ての関係とか有給休暇とか、やりくりしてでも!)
「赤ちゃんが産まれそうなので病院に駆けつけます!」なんてシーン、ドラマ的なイメージがあるかもしれませんが、決しておすすめできるものではありません。むしろ、避けるべき事態です。
明日にも、今日にも、赤ちゃん誕生のサインが出るかもしれない・・・その時に万全の態勢を取れるようにするためには、早めに休業を開始して、できれば37周目0日には万全の準備を整えた状態にしておくことです。
どうか、私の過ちを教訓として生かしてくださいませ!!
(ほんとはこれ行政が仕組みづくりすべきだけれど!)