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新宿西口の思い出横丁に、初めて足を踏み入れました_日記#42

※本記事は、5500文字程度あります。

今回、学生時代からの友人と2人、
東京は「新宿西口の思い出横丁」
で新年会をしてきました。

思い出横丁、昔から気になっており、
その入り口の場所くらいは知ってました。

横丁の路地が狭くて入りにくい雰囲気、
お店独自のルールあり?、
小さなお店、常連さんが多い?、
などなどから、

勝手に敷居を上げており、
入ったことがありませんでした。

友人も、同じような思いから行ったことがないようで、

今回、「行ってみよう」との打診があり、
意を決して突撃しました。

この年齢にして、
どきどき・わくわくの体験。
良かったです~

今回も昼から飲んでおります。
お昼から飲む酒、最高!


新宿駅西口辺りに12時に集合。
お互い少しずつ遅刻して
12時15分位から横丁を探索開始😅

学生時代からの友人、約束の緩さは
昔からこんなもんです😁

まずは記事の最初に、
思い出横丁の場所です👇

JR新宿駅の西口から徒歩2,3分位です。

飲み屋が多い通りとしては、2つです。

両脇に店舗のある「仲通り」、

昼の方が足を踏み入れやすいか…
まだ昼なので、準備中の店も多いです。
因みに、夜は上部にあるライトが付いて
綺麗なようです。

仲通りから東にもう一本先、
線路沿いに「柳通り」があります。

何も考えず、線路側を撮影…
画面左側に飲み屋が並んでます。

柳通りの方が、僕らのような初心者には
入っていきやすいです。

仲通りのお店よりも
比較的広めのお店が多いので、
初体験の1軒目は選びやすいと思いました。

1軒目.晩杯屋ばんぱいや 思い出横丁店

1軒目、晩杯屋さんは
柳通りの入り口付近にある
立ち飲み屋さんです。

外から、店内部はカウンターしか見えず、
店の奥が見えないので、どの位の広さがあるのか…
とちょっと不安でした。

入ってみると、意外と奥に広いお店。
カウンターだけでなく、
2人や4人用のテーブルもありました。

上野や赤羽は
朝から開店するお店も多くありますが、
思い出横丁は夕方から開店する
お店が比較的多いです。

そんな中、
晩杯屋さんは朝7時~やっているようです。
ありがたや~

入ると、お客さんは5割位。
(昼12時過ぎの割に混んでますが…)

なので、4人用テーブルを促され、
広々と使わせてもらいました。

店員さんが、若い男性と女性の方、
ということもあってか、
立ち飲み屋さん特有の雰囲気は
さほどなく、良い意味で緩めです。

立ちではありますが、
ゆっくり・のんびりとできるお店👍

さぁ、立ち飲み屋さんによって色々違う
注文・受取・支払いシステムは…

ここは壁に貼ってくれてありました。

注文は、飲み物は口頭、料理は紙に手書き。
受取は、カウンターへ取りに行き、
その際に空いたグラスや皿を店員さんへ渡すと良し。
(最後に帰る時、全て手渡しで戻すので。)
支払いは、最後に一括でした。

なんとなく理解し、注文開始。

生ビール(490円)、なすの煮びたし(150円)

一品料理が安くて旨い!

友人も立ち飲みは
あまり行くことがないようでしたが、
今回で
「1人,2人で来るには、この値段は良いね!」
と感動してました。

飲食一品360円の「鳥貴族」が好きで
よく使うのですが、
1人で行くと料理の品数を
あまり食べれないんですよね。
一品のボリュームはしっかりあるので、
コスパはOKなのですけど。

なので、
1品を100~200円台で提供してくれるのは、
本当に嬉しい!

左:もつ煮込み(150円)
中:炙りしめさば(220円)
右:塩チーズ(190円)
ハイボール(290円)※写真なし
レモンサワー(330円)
左:ねぎぬた(190円)
中:くじら刺し(310円)
右:レバフライ(1本190円)

くじら刺しが良かった。

僕らの世代は
くじらはもうあまり食卓に出ず、
よく食べていたのは親世代。
親から昔話しは聞いてました。

なので、あると珍しくて注文したくなります。

竜田揚げは食べたことありましたが、
刺し身は初めてでして、
ごま油のタレが良くあって、おいしかったです。
今回の注文の中では、一番オススメです。

しかし、炙りしめさばとレバフライも捨て難いです…

友人もこれまた大変満足そうで、
店員さんに
「このくじらの種類は、何かわかります?」
と聞いておりました。

突っ込んでいく友人…
くじらに詳しくないし、
答えられても「ふーん」で終わりな気が…
と内心思ってました😁

確認に時間が掛かってそうなので、
その後「すみません、大丈夫です😅」って
何度か言ってました。

しかし、
店員さん、仕入れ時のパックの表示を
確認してくれたみたいで、
「ナガスクジラみたいです」
と教えてくれました。
ありがとうございます。

思いがけず、聞いたことのある名前。
連想されるのはシロナガスクジラ、
小学校の理科の授業かな?の時、
世界最大の動物として勉強した気がします。

関連して、
日本がIWC(国際捕鯨委員会)を脱退した、
なんていうニュースも
何年か前に見たなぁと思いながら
雑談も食も進みました。

1時間強の滞在、
お互いアルコール2杯と食事で
合計3190円(1人1600円)でした。

1軒目から、大満足です。

2軒目.牛タンいろ葉

2軒目、牛タンいろ葉さんも
柳通りを進んだ先にあります。

出典:https://shinjuku-omoide.com/shop/iroha
写真撮り忘れましたので…思い出横丁のwebより。

外から、店舗内の1階席がよく見えます。
雰囲気がとても入りやすいお店だと思います。
横丁の中では、席数も多めで広く、
ゆっくりできる良いお店でした。

13時30分過ぎに入店。
1階席が満席のようでして、
2階のお座敷席になりました。

2階席は僕らが最初だったのですが、
1時間後、出る時には24席の8割位が埋まってました。

3階席もあるようです。広い。

赤星の中瓶(605円)
塩レモンサワー(539円)

僕はビールに戻りました。

友人のレモンサワーは、
底にあるのレモンを潰すタイプ。
レモンを残しておけば
「塩レモンサワーの中(429円)」を注文で、
安くおかわりできます。

料理は、牛タンを中心に注文しました。

牛タンのガーリックポン酢(659円)
左:霜降り牛タン(1539円)
右:ササミと胡瓜のわさび和え(549円)

お通しが1人385円掛かります。

お値段は、
新宿の普通の飲み屋くらいでしょうか。
安くはないです。

さすがに牛タンのお店。
牛タンのガーリックポン酢も、
霜降り牛タンも、
タンなのに肉が柔らかくて、
とてもおいしかったです。

霜降り牛タンは看板メニューに相応しく、
このお店に来たら、外せない1品だと思います。

友人とゆっくり近況を話せました。

思い出横丁のお店の中では、
1人2人の少人数で来るも良し、
4人以上で入ってもゆっくりできて良し、
貴重なお店だと思いました。

3軒目.カブト

いよいよ「仲通り」へ入っていきます。

3軒目は、カブトさん。
ウナギの串を出してくれる飲み屋さんです。

思い出横丁で調べると、
必ず出てくる名物店ですね。

友人とも「ここには必ず行こう」で
意見が一致したお店の1つです。

昭和23年創業・鰻ひと筋!

頭から、背びれ・腹びれ、肝・レバー、しっぽまで、あらゆる部位を備長炭で串焼きにしてご提供。

出典:鰻 カブト | 新宿西口思い出横丁 (shinjuku-omoide.com)

13時開店。
カウンターのみ11席の小さなお店です。

15時位に着いて、
👆写真の一番左奥の2席に座れました。

僕らは40分位の滞在。
その間、店内は満席になったり、
2~4席位は空席になったり、
という感じでした。
皆さん、1人か2人で来られてる方が多く、
お1人の方は滞在が短めでした。

あと、冷暖房のないお店なので
この時期はちょっと寒かったです。

事前調査でわかっていましたが、
最初の料理の注文は「一通りひととおり」の1択になります。

一通りは合計7本セットで2150円

一通りが終わった後、
追加あれば、好きな部位を注文する形です。

「初めて来ました」と伝えるか
その雰囲気を出していれば、
店主が「まずは一通りからになります」の旨を、
優しい声でそっと説明してくれてました。

僕らは、初めてに見えなかったのかな…😁
説明はなかったですけど、
瓶ビールと「一通り」を注文しました。

店名が入ったグラスが良いですな~

エビス黒ビール(550円)
+ひれ焼き
蒲焼き
れば焼き

いくつか写真を撮り忘れています…

串が出てくるタイミングは
店主のお任せになります。

僕らとしては、丁度良い間でした。
食べきって少しすると、次が出てきてました。

えり焼きは、売り切れでした。
(その分は、他の部位が出てきます。)

れば焼きは、本日、
僕ら2人が最後の1本ずつだったようです。
ラッキーでした😄

初めて食べる部位ばかりでしたが、
全体的に、鰻の味がしっかりしましたし
脂もよくのっていて、
苦み等の食べにくさはなかったです。

特に、れば焼きは、
レバー特有の臭みが全くなく
少しこりこりした食感で、
不思議な体験になりました。

どれもまた食べたくなる1品で、
さすがの味でした。

またも友人が突っ込んでいきます。

「壁に貼ってある写真の方は、先代ですか?」

「二代目のお祖父さんです、
 自分が三代目で、その孫です。」
とおっしゃってました。

お孫さんで継承とは、大変そうだけど
店を守る気持ちが素晴らしいですね。

ぱっと見の入りにくさをクリアできれば、
とても貴重な体験と、満足のできるお店でした。

今回は売り切れで
食べられなった部位もあるので、
また行こうと思います。

4軒目.もつ焼き ウッチャン

お次は、カブトさんのすぐ近く、
もつ焼きウッチャンさんです。

こちらも、思い出横丁で調べると
必ず出てくる有名店であり、
友人とも意見が一致した
もう一つのお店です。

16時開店。

カブトさんの後、
1杯だけ飲みがら時間を潰してましたが、
少し遅れて16時10分に入店しました。

「席を詰めてお願いします」と言われ、
端から順番に座っていく形。

焼台を囲んだコの字型のカウンター席のみ、
25席程度です。

僕らが入って5分後位に満席になりました。
はやっ!あぶねー😅

まずは、ホッピーを注文。
焼酎は、凍らせてシャーベット状になってました👍

ホッピーセット(490円)

web調査でオススメにあがっていたり、
メニュー表で○の付いているオススメ品から
良さげなものを頼んでいきました。

葱れば(550円)
スタミナはらみユッケ(580円)
左:黒胡椒レモンそば(600円)
中:ちれ(脾臓)(210円×2本)
右:ホルモン炒め(580円)

ここまでのお店で
けっこう食べてお腹にきてましたが、
まだ食べれちゃいます。
どれもおいしいことで😄

ちれ(脾臓)については、
常連さんからアドバイス頂きました。

お隣に座っていたご夫婦が、
あまり見たことのない
おいしそうな串を食べておられました。

メニュー見ても何か想像できなくて…

僕もたまには突っ込んでいきます。
唐突で申し訳なかったのですが
僕「すみません、その串は何でしょう?」
とお聞きした所、親切に教えてくれました。

「ちれ、脾臓です。僕は好きなのですが、
 パートナーはダメみたいです。」

少し癖があるみたい。
もちろん、注文してみました。

待っている間も、
僕「脾臓って…?」
男性「パートナーが、医療関係なので、
  解説します😁」
女性「赤血球が最後に行きつく臓器です。」
※ヘモグロビンがどうこうの諸々の概説も
 ありましたが、頭いっぱいでした😅

等々、少し話をさせて頂きました。

ちれ自体は脂が少なくて、少し硬め、
間に挟まっている脂身と一緒に食べると
良い、と教わりました。

味わいはレバーに近いですが、
食感はももに近かったと思います。
これも良い経験でした。

僕「因みに、僕ら、思い出横丁は
 初めてでして…良く来られるんですか?」
男性「もう10年以上、たまに来てます。」
おお、常連さんでした…

失礼ついでに、
机に乗っている品を見せてもらいながら
他にもオススメを聞いてみました。

教えてもらったのは、酢豆腐。
見た目から気になってました。

酢豆腐(420円)
写真を忘れ、半分以上食べてからの撮影です😅

肉ばかりのこんな世の中で、
救世主とのこと。
砂漠の中のオアシスとのこと。

これも、もちろん注文。

で、食べてみると、
確かに、脂ものばかり食べていたので、
とってもスッキリします!

紅生姜の酸っぱさでして、
僕は食べたことなかったです。
やっぱり常連さんは、凄いですわ。

あまり話しかけてもお邪魔になるので、
ほどほどにしたつもりです。
聞いてばかりで申し訳なかったですが、
優しく教えてくれて、感謝の出会いでした。

焼き場の写真も。

今回、焼き場の目の前になり、
煙をがんがん浴びることになりましたが…
焼いている所も見れて楽しい席でした。
特等席😁

1時間強くらい滞在。
出る時に外を見れば、
列が少しできていました。

まだまだ食べたいメニューが
いっぱいありました。
ここも、また来たいお店です。

という訳で、4軒ほど紹介しました。

特徴のある色々なお店、
濃い体験ばかりで、とても満足できました。

行く前に思っていた入りにくさの敷居は
終わってみればたいしたことはなく、
最初の少しの勇気、出してみるものだなぁ
と思います。

今回行ったお店は、どのお店も
(カウンターのみの小さめなお店も)
常連さんばかりで居づらい空気などは
全くありませんでした。
そこは、普通の居酒屋さんと同じでした。

次に来る時は、もう自分の中で
敷居もほぼないでしょうし、
楽しみが1つ増えました。

あと、良く話題になる外国人観光客は
ちらほらといらっしゃいましたが、
変にマナーの悪い人は見ませんでした。
逆に、思い出横丁に入る敷居を下げ、
入りやすくなっていた気がします。


最後までお付き合い、ありがとうございました。


11月には上野、12月には赤羽で
はしご酒してまして、記事を書いています。
どうぞ読んでみて下さい👇

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