ノミダニの予防薬してるのにノミが居たんだけど…?の理由
先日、ノミダニの予防について
お客様から質問があったのです。
「予防しているのに、ノミがいたのだけど」
「これ、獣医さんで説明してから処方して欲しい」
とよく思います。
私よりも先生の方がより正確に伝えられるじゃないですか。
しかも病院で処方しているのだから、説明して
渡してくれたら…。
説明してくれる病院さんもあると思いますが、
ノミダニの予防薬に関してはそんなに説明されない
のではないかという体感があります。
「ノミダニの予防」はCMとかでもやっているので
知らない飼い主さんはほぼ居ないと思うのですが、
「予防してるけど、ついている…?」という場合が
あり得る事を知らない方は居ます。
ノミダニの予防薬の効果
予防薬は「バリアの様にノミダニを絶対くっつけない」
のではないです。
普通に出会ってしまえばくっついてきます。
「ノミダニがくっついても増えない。
ワンちゃんの身体がノミダニの生きる事が出来ない
状態になる」という役割があります。
お薬の種類にもよるのですが、血を吸われる事で駆除できる
タイプと、
ワンちゃんの身体の皮脂腺からお薬が分泌されるタイプが
あって、それらの効果でくっついたとしても
結局すぐ死んでしまいます。
卵もかえりません。
または、かえったとしても結局
お薬の効果で死んでしまいます。
(この場合は継続的に薬の効果がないと
いけないので継続する必要がある)
ただ、ノミダニもお薬に対抗して進化している
様なので、今までのお薬が効かなくなったり、
新しい薬が出たりしている様です。
ノミダニ薬についても色々な意見はある
お薬なので、やはり色々な意見があります。
安全性を気にされる場合の意見も納得できる
ものもあります。
ただ、やらないリスクもあります。
種類も色々あるので、獣医さんに相談したり、
質問してみるのも良いのではないでしょうか。
熱心な獣医さんだと「色んなタイプの駆虫薬が
ある中でどうしてこれを処方しているか」なども
説明してくれる場合もあると思います。
そういった先生の方が私は信頼できます。
常々思う事があって、病気の事やお薬の事って
難しいのですが大事なことです。
飼い主さんにもタイプがあって、説明を聞きたい私の
様なタイプ・あまり説明を聞きたくないタイプの
方もいると思うんです。
なので、獣医さんと飼い主さんの相性はあるのかなと
感じます。
ただ、日常で飼い主さんに接していると、
後から何となく疑問に感じたり、違和感を持ちつつも
お薬を飲んでいたりしている状況も中にはあります。
自分にあった、納得できる先生を探す事も
大事な気がします。
(自宅から近いという事も大事ではあるのですが、
その他にも病院を選ぶポイントを持って、
セカンドオピニオンをしてもらったりするのが
良いと思います)