2022/02/14「ロシア紅茶と黒衣の騎士」
今週もやるぞやるぞやるぞ~~~~~~~!!!!!!!!
ということで、今日もはじまります。
『ロシア紅茶の謎』を読んだ。はじめての作家アリスシリーズ。身内が実写ドラマ化された際にリアルタイムで観ていた記憶があるが、わたし自身がはじめから終わりまで観ていたわけではないので新鮮に読むことができた。
『ロシア紅茶の謎』は作家アリスシリーズの中でも特に国名シリーズと呼ばれるシリーズの一作目にあたり、以降表題作のタイトルに国名が含まれる作品が刊行されている。
今回は表題作について書き残したいのだが、このトリック、『名探偵コナン』の文化祭回とほとんど同じではなかっただろうか……?なんか、高校のOBが観劇中に青酸カリで亡くなる奴……。パーカーのフードに青酸カリ入りの氷を隠していたためフードを被ることができず……みたいな解決編に繋がったような記憶があるのだが、どうだろうか。コナンが無理矢理新一になったような、服部平次が新一に扮していたような……気が……する……。
調べてみよう。
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07DNKLKXF/ref=atv_dp_share_cu_r
シーズン5 第191話「命がけの復活 黒衣の騎士」だ!!!!!!
あらすじも調べてみたら、まさにドンピシャの内容だった。初期の『コナン』はほんとうにコミックスが擦り切れるほどに読み返しているのでトリックをしっかりと覚えている率が高いのだが、なぜか殺害動機は記憶に残っていないことが多い。現在のミステリーに対するスタンス的に、ハウダニットよりもフーダニットの方が好きなはずなのに……。不思議だ。
原作だと26巻に収録されているようだが、発売日は2000/2/18。本誌掲載だともう少し前だろう。対して、『ロシア紅茶の謎』刊行日は1997/07/14。本誌掲載がいつだったのかを考えるまでもなく、トリックとして打ち出したのは『ロシア紅茶の謎』が先だろう。
いろいろ検索してみても二作品について論じているものがなかったのでわたしの方でちょこちょこ調べてみたのだが、『コナン』の方は氷を食べるという癖がターゲットにあることから氷に青酸カリを仕込むトリックが採用され、『ロシア紅茶の謎』では氷を熱い紅茶に入れ溶かすことを前提としている。似ているようだが最終的な着地はまったく異なることを考えると、同じようなトリックを使っていても質感としては違うように思える。
以前もミステリーと『コナン』を絡めた話をした気がするが、『コナン』自体がミステリー作品から着想を得たトリックなどを多数採用しているのだろうな~と根拠もなにもない想像を巡らせてみたりした。
最後に、たまたま見付けた公式サイトがかなりいいなと思ったのでリンクを貼っておきます。
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