2023年9月度 FastLabel製品アップデート
最近のプロダクト開発ではデータセットの開発に注力してきました。
データセットの準備からアノテーションへの活用、学習用データの連携までをより効率化する機能を大幅にアップデートしました。
また、ワークスペースの組織単位での管理など、組織全体でのデータの利活用やアノテーションを効率化する機能をリリースしています。
データセット機能を大幅アップデート
データセットへのライセンス設定機能、データセットを利用してアノテーションプロジェクトでのタスクの作成機能、Python SDKを利用したデータセットの登録/取得機能、データセットのコピー機能など、大幅に機能改善を実施しました。
データセットにライセンスを設定
データセットにライセンスを設定できるようになりました。ライセンスはApach Version 2.0などのライセンス一覧からの選択、社内運用に合わせた独自のライセンスを設定できます。
これにより、社内での適切なデータセットの利用、運用につなげることができます。
データセットを利用してタスクを作成
既存のデータセットを利用して、アノテーションプロジェクトでタスクを作成できるようになりました。
データセットとアノテーションプロジェクトがシームレスに連携することで、データの管理からアノテーションまでを、ひとつのプラットフォーム上で効率的に行うことができます。
データセットをPython SDKから登録
FastLabelのPython SDKを利用して、データセットの登録や取得などのCRUD操作が可能になりました。
これにより、FastLabelへのデータセットの登録や、アノテーションデータをローカル上のノートブックなどにシームレスに連携し、効率的に学習ジョブを回せるようになりました。
詳細はFastLabel Python SDKをご覧ください。
https://github.com/fastlabel/fastlabel-python-sdk#dataset
データセットのコピー
既存のデータセットをコピーして、新たなデータセットを作成すことが可能になりました。
これにより、複数のデータセットを準備して複数の学習モデルを比較するなど、実験サイクルをより効率的かつスピード感を持って回すことができます。
また、実験を通してFixしたデータセットは、バージョン管理機能で新たなバージョンを作成することで、社内やプロジェクトでFixしたデータセットの確認や利用が適切に行えます。
ワークスペースが組織単位での管理が可能に
組織ごとでワークスペースを作成し、組織内の複数のワークスペースでユーザーや利用状況、データセットなどを横断的に管理ができるようになりました。
これにより、組織全体でデータの利活用やアノテーションを効率的に行えます。
現在アルファ版のため、一部のお客様限定で機能を提供しております。
ご興味のある方は、以下からお問い合わせください。
https://fastlabel.ai/#contact
動画プロジェクトのフレーム選択で重複が可能に
動画プロジェクトの選択フレームを、フレームを重複して付与ができるようになりました。
これにより、フレーム内で複数のフレーム選択をしたい場合などに、柔軟に対応できます。
アノテーション機能がより便利になりました
動画プロジェクトで、多角形でのアノテーションに対応
点群プロジェクトで、ショートカットキーによる角度の調整に対応
点群-立方体プロジェクトで、サブカメラでサイズおよび位置を縦横1方向にのみ移動、変更できる対応