満ちてゆく
さっき紅白で藤井風のこの曲を聞いて、いわゆる煩悩を「手放す、諦める」ことが「満ちてゆく」感覚を、それに気づいた感覚を、なんと上手く表しているのだろうと感心した。
手にした瞬間に
無くなる喜び
そんなものばかり追いかけては
無駄にしてた“愛”という言葉
今なら本当の意味が分かるのかな
愛される為に
愛すのは悲劇
カラカラな心にお恵みを
晴れてゆく空も荒れてゆく空も
僕らは愛でてゆく
何もないけれど全て差し出すよ
手を放す、軽くなる、満ちてゆく
自と他を分けずに一つに考える感覚が、満たされる感覚で、自他を分別しない、無分別の感覚が、心が軽くなり、迷わない、満たされることであることは、常に忘れてはならない。
よく忘れてしまうが。