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【ぶっちゃけどうなの?】ドラッグストアバイトのリアル:大学生が後悔しないための仕事選び

これは、もう一つのアカウントの再投稿です。


春から新大学生になる高校生の皆様
㊗️合格&ご卒業おめでとうございます🎉

大学のキャンパスライフや私生活の変化に胸が高鳴ると同時にアルバイトを始めるにあたり、どの職種にしようか悩んでいる方もいらっしゃると思います。
コンビニや飲食、はたまたリゾートもいいですよね!!!

今回はそんな方に向けて次のnoteを作成しました。
ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。


自分のアルバイト遍歴とドラッグストアで働き始めた理由(飛ばし推奨)

<遍歴>
大学1年 コンビニスタッフ 在籍 
大学2年 単発バイト(品出しがメイン)
大学3ー4年 ドラッグストア 在籍 

<理由>
ぶっちゃけた理由を話すとお金💰です。しかし、ただ「時給が高い」とかそんな単純な理由ではありません。大学2年時の空白期間を埋めるべく、求人情報の収集に勤しんでいた時に、偶然インスタのタイムラインに某ドラッグストアの情報が流れてきました。その内容の中に、

<<<<バイトでもミニボーナスが出る>>>>

とありすぐに求人サイトで探したところ、一件見つかったので即日応募し、面接をしていただいた数日後に採用のお電話を頂き、働き始めることになりました。

いざ働き始めると思いも寄らないことが…

採用され、いざ就業!!!しかし、現実はそう上手くいきません。

この投稿を読んでいる方の中にも、ドラッグストア(通称ドラスト、以下同)のバイトってレジしたり品出ししたりで、単純作業だと思っている方いませんか?
多分、コンビニやスーパーと同じくらい多大な業務量に耐えられる体力と、それ以上にタフなメンタルがないとやっていけないと感じています。

その理由は以下の三つで、それぞれ順に紹介していきます。

  1. 上からノルマをかされ、仮想営業マンのようになる

  2. 他の小売業界より人と密接に関わるので、感情の起伏が激しくなる

  3. 新店フィーバーとそれに伴う人手不足

①上からノルマをかされ、仮想営業マンのようになる

早速ですが問題です。ドラスト業界で売り上げを支えているものってなんだと思いますか???



答えは 医薬品💊と化粧品🧴です。当たり前っちゃ当たり前ですよね。
どこの店舗に行っても、この二つのコーナーが大きく設置して、それ以外はショボンとした様子の対比を見られると思います。

運営元の本社は利益確保のためにこの2部門をとにかく売ろうと考えています。
その政策として各店舗にノルマが課せられ、それを達成するために従業員が悪戦苦闘しています。ここで、自分の実体験を紹介します。

自爆営業怖い怖い😱。いくら、社員としてその会社に勤めているとはいえ…
となったのを覚えています。

これは社員のみですが、全従業員が対応しないといけないことがあります。
それは、アプリ会員の新規顧客獲得です。

よくドラストに行かれる方は店舗入店時やお会計時に、こんな謳い文句を聞いたことがありませんか

これも上からのノルマがありますが、先程のように自爆営業は行えません。
そのため、従業員は必死になって会員獲得の作業を行なっており、まるで仮想営業マンのような実態になるのです。

そして、上記のどちらもドラストの会社に在籍していればどんな人や立場、それはたとえ学生であっても避けられません。

②他の小売業界より人と密接に関わるので、感情の起伏が激しくなる

①で上からのノルマにより営業マンのようになるとお話しし、その影響もあってかドラスト業界は他の小売業界と比べ、人により深く関わる場所だと実感しています。例えば、お薬💊の販売でお客さんから質問を受けたとしましょう。

ドラストで売られているお薬は病院等で処方されるお薬に比べ効果は薄くなるようにできていて、それは(日常生活に支障が出るくらいの)副作用のリスクを極力減らせるようにするためです。


しかし、それでもお薬であることは変わらずドラストであっても「命を守る」という意識は変わりません。そのため店員側が密接にコミュニケーションをとっているということを覚えていてほしいです。

このような要因がそれを裏付けているのですが、その分感情の起伏が激しくなるのがこの業界です。ここで、自分のxのフォロワーさんからいただいたあるあるからその例を紹介したいと思います。

1個目は「お会計に必要なものを並んでいる間に準備しない」とのことです。
③で触れますが、ドラストに限らず基本小売業界はどこのお店も人手不足であり、それは人件費が外的要因に作用されない経費だからです。そのため、お会計しようとレジに行ったら長い行列ができている、そんな経験皆さん一度は絶対にあると思います。

その長い待ち時間をなくすため店員さんはテキパキ行動しているつもりですが、そこで準備にもたつくとお会計に時間がかかり並んでいるお客さんにはさらに待っていただくということになります。

その上、ドラスト店員は各自担当の売り場を持っており、品出しとレジを同時並行で行っており、行列の際は一人レジ応援に飛ばされます。その際、応援者の作業はストップするので「なるだけ早く終わらせたい」というのが本音です。

しかし、もたつかれるとレジの時間が伸びることになり、進捗がよりストップしてしまいます。自分のxではこんな意見もありました。

このことから店員さんは100%レジに集中していることが分かるので、今後そういった状況に遭遇した際は、予め必要なものをご用意いただいた上でレジに来ていただけると助かります。

2つ目は「横入りしてくる方が多い」ということ。
ドラストは一見するとレジがコンビニに近いこと(一部スーパーのような所もある)から、「並ぶ時は各レジに沿って並べばいい」、そう思っている方、間違いです。

大抵レジ付近の床には足の形をしたマークで「ここでお待ちください」という表示があると思いますし、自店にもあります。そのためお客さんはそれに沿って並ばれるわけですが、ここで横入りされると待っていたお客さんはもちろん、店員側も困惑してしまいます。

コンビニより商品数が多く、かつ化粧品のテスターを使いやすいようにする配慮なので、入店時には確認をお願いします。

3つ目は「病院のお薬の代わりをドラストに求める」ということ。
前述のように、ドラストのお薬は作用が弱く完全に止めたければ病院のお薬を使った方がいいですし、医師という医療業界のトップが勧めているので効き目もバッチリなはずです。そのため、その代わりをドラストに求めるのはお門違いと言えるでしょう。

しかし、ごく稀にそういう方がいらっしゃいます。こちら側としては返答に困るのでかかりつけ医の判断を仰いでほしいと思っています。

こう言った実態はありますが全てお店が繁盛していないと起きないことなので、いつもご利用いただいている皆様、本当にありがとうございます。

また、番外編になりますが大抵のドラストに勤務しているお薬の専門家は
🙅‍♀️薬剤師 🙆登録販売者 です。



どちらも専門家であることは変わりません。
しかし販売できるお薬の種類の制限が前者はありませんが、後者はあります。
そのため、お薬を探す際はドラストより薬剤師のいる薬局で探された方が種類も豊富なのでおすすめです。

話を元に戻します。

③新店フィーバーとそれに伴う人手不足

街を歩くとどんな場所にも大抵ドラストはあります。それは、まるでコンビニのようで中には競合他社の目の前に店舗を構えるお店もあります。そもそも、なぜドラストの店舗数はこんなに多いのでしょうか。


ドラストの営業形式は「薄利多売」方式と言って、利益率の低いもの(例 食品)でお客さんをつり、高利益の商品(例 化粧品)に目が届くようにする。例えばコンビニでは飲料のケースが店舗の奥にあり、そこに行くまでに、別の商品を目にしてついつい買っちゃう、なんて経験ありませんか?ドラストもそれと同じです。

多くの店舗で売上を上げなければ、利益を担保することは難しいため、各社空き地やテナントに新店舗を構えようとするのですが、それによって思わぬ弊害が生まれます。店舗の人員が最小限になる<人手不足>です。

例えば自分は学生だったので夕方から閉店までの勤務なのですが、その時の人員の流れは以下の通りです。

その上ドラストという特性があるので、商品の質問がバンバン飛んできます。これが在庫状況ならいいのですが、お薬の効能効果を聞かれると話は別です。資格者の社員さんに変わりますが、変わった瞬間に別のお客様から質問となると二人じゃどうしようもできません。

さらに、最近は市販薬依存によるOD(オーバードーズ)の流行の観点から、使用者など項目に基づいた確認が義務化されているので、レジで聞かれたという方は多いのではないしょうか。



うちの会社は対象の製品購入時にレジでポップアップが出る仕組みになっており、その瞬間レジは止まります。それを解除できるのは資格者だけなので、こんな問題が起きます。

いくら法律で決まっているとはいえ、これでは非効率だと思いませんか?
その上その影響で作業量やレジ応援の増加により体を動かす機会が増え、体の不調に悩む方もいます。そのため早めの人員確保をお願いしたいのですが、本部は新店フィーバーの真っ最中なので、優先度は低そうです…

以上が自分が考えるドラストバイトのリアルです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ドラストバイトは最初は「なんだこれ???」と思うかもしれませんが、それは時間が解決してくれるので忍耐は必須ですが他の小売業にはないメリットもたくさんあります。具体的には、

  • 新規の化粧品を試せる&情報を知れる

  • そのため流行に乗り遅れなくて済む

  • 夜中まで空いている店が多く深夜割増を狙える

など、実際に働いてみないとわからないことだらけです。実は自分も最初作業の優先順位がつけられずドラスト向いてないなと思っていましたが、働いてみたらそれを考える癖がついた上に、仕事が楽しくなって気づいたら約2年になっていました。

だからこそ、最後まで読んでくださったみなさんにも同じ楽しみを感じてほしい、そう思っています。
この投稿があなたのバイト選択の参考になれば幸いです。

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