視界が揺れる
仕事復帰2日目、相変わらずバスで最寄り駅まで向かい考えられる階段は全てパスしてエレベーターやエスカレーターを探しまくりました。
会社に着くまでがひと苦労、着いた時点でかなり心拍数が上がって息もしんどい状態です。
それでも座っていられる、一日ほぼ黙って過ごせる仕事なので何とかなるかなと思っていました。
お昼休憩あけて、16時近くなった時、立ち上がって他の社員さんのもとへ質問に行った帰りに突然視界がグラッと揺れて血のけが引く感覚がありました。
貧血のような、でもメニエール病のような目眩に似た回転する感じです。
しばらく自席に戻って目を閉じていたら収まりましたが、その後立ち上がるのが怖くなり、終業の18時を待って這うように帰りました。
帰り間際、念の為血糖値を測ったところ、60台と低血糖を起こしており、それで気持ち悪さもあるのかなと思われました。
(余談ですが、3年前から妊娠に備えて24時間の血糖測定機を付けています。妊娠する前から糖尿病なので、妊娠糖尿病ではなく糖尿病合併妊娠の場合、母子の安全のために厳密な血糖コントロールが必要です)
とりあえずコンビニでジュースを買って、急いで血糖値を上げるようにしました。
このように一日のうちの後半になるとぐっと体力が落ちているのと目眩や立ち眩み、低血糖を繰り返すようになりました。
復帰3日目には仕事中に倒れそうになったので、一旦小部屋で休憩したものの回復せず、人生初の早退をすることに。
復帰4日目は朝の通勤時に目眩がして自転車をこぎ続けるのが辛く、急遽有休にして家に帰りました。
たまたまその翌日、リハビリで病院へ行ったので目眩の事を相談してみると、ちょうど1週間前から飲み始めていたお薬の影響かもしれないという話になりました。
動悸が激しくて眠れない、体を横にできないと訴えていたので血圧を下げる+脈拍をおさえるお薬が追加されてたんですね。
それを朝に飲むのがよくないのか、効果が切れてくると血圧が下がる+低血糖で目眩が起こるのかも、ということで夜に飲む事に。
寝ている間に血圧が上がりすぎて心臓に負担がかかることもなくなるし、これはいい作戦でした。
低血糖については、少し時間はあきましたが糖尿病の先生と相談して昼ご飯前のインスリンの量を減らして低血糖になりにくくする方法をとりました。
でも突然仕事に穴をあけるような人間は取引先に迷惑をかけるから、とその後1ヶ月くらい毎日、翌日は仕事に来られるのかを報告しないといけなくなりました。
自分なりに調べたら、お薬には効き目と持続時間、体内に残っている時間というものがあり、晩ご飯後に飲んだお薬でも最長18時間くらいしか効かないので、翌日の夕方くらいにはお薬が切れてだるさが出てくるようです。
元々仕事終わりのしんどさも手伝って、帰り道は1時間半以上かかるようになり、でも歩くよりはマシだからと頑張って自転車通勤を続けました。
お薬の飲み合わせも気になるのがあって、糖尿病患者へは慎重投与のものがあり、そのせいで低血糖になっているのではと疑いもありました。
私自身いまだにHbA1cは6.5と標準よりは高いものの糖尿病の中では比較的落ち着いている状態です。
でも糖尿病があると心臓病がプラスされてますます血管に負荷がかかるので、塩分控えめ、運動してと口酸っぱくリハビリ担当の看護士さんから言われるようになりました。
またあの痛い手術はしたくないので、運動は嫌いなのですが仕方なく通勤プラスアルファでリハビリ以外にもストレッチしたり散歩したり、同い年の6割しかない筋力でゆるゆる動いていました。