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第7回第1問(紛争事例問題)過去問の解説+模擬問題とその解答例・解説


 今回は、セクハラ上司(労働者)が懲戒解雇になって、その有効性を使用者(会社)と争うという過去問です。①セクハラの事実認定が中テーマ、②懲戒解雇の処分と手続の妥当性が大テーマとなります。そういえば、私が受験した第16回第1問は、①パワハラの事実認定が中テーマ、②試用期間満了による解雇の妥当性が大テーマでした。特定社会保険労務士試験第1問は、このように中テーマと大テーマを組み合わせたものが多く、一筋縄では行かない場合が多いです。
 
 その下に、質問形式を最近の過去問風に変えた模擬問題とその解答例・解説を書きます。

 それでは、まず、第7回第1問の各小問について解説→解答例の順番で書いていきます。

小問(1)
(解説)
この問題で注意するのは、まず「遅延損害金の請求をしなくてよい」と書いていないので遅延損害金を請求する(改正後の民法をあてはめれば年3%)点と実際に通勤して交通費が発生している訳ではないので、請求金額から通勤手当金5000円を除くこと(請求金額は55万円になる)という点の2点です。

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