【12】今日のコメダ珈琲店
午前9時半ごろ入店。目的は最近サボっていた読書。岡本太郎『自分の中に毒を持て』を読み終え、若林幹夫『社会学入門一歩前』を読み進める。
日曜日の朝のコメダ珈琲店はいつも客の入りが多い。この日も空いている席はわずかしかなく、私の隣の席も3組も入れ替わった。繁盛していていいことだ。
読書をしながら隣の席の様子を伺う。あまり趣味の良いことではないが、今日はなんだかすてきなお客さんが多かった。
私が席についたときにすでに隣の席にいたおばあさんは、イヤホンをしながらずっと目を閉じていた。20分くらいずっとそのまま動かなかったのだが、とても穏やかな雰囲気だった。朝から素敵な時間を過ごしていらっしゃるなあと思い、自分の読書に集中を戻すと、いつの間にかいなくなっていた。
2組目は50歳くらいのおばさんが座ってきた。注文がモーニングのセットにコーンスープ。初めてコメダのメニューにコーンスープがあることを知った。あの食パンにコーンスープ、組み合わせが最高ではないか。調べてみるとコーンスープは520円。今度頼んでみようと思う。
3組目は女子高生らしい2人組がやってきた。このときにはすでに11時も過ぎ、お昼を食べにやってきたようだった。片方の女の子は付き合ってまだ1ヶ月も経っていない彼氏がいるらしく、昨日その彼氏と思いもがけず会えて楽しい1日を過ごしたそうだ。その結果、ケータイを落として壊してしまったらしい。「彼氏と会えて楽しい1日を過ごしたツケがケータイ壊した」は私からしたら不幸の方が大きいのだが、女の子は幸せの方が勝るらしい。なんと素敵なことだろうか。感性が若く、眩しすぎて直視ができないと同時に、彼氏は幸せ者だなあと思う。
その他にもこの日はいろんな人がたくさんいて面白かった。中でも幼い子どもの行動は予想ができないため笑える。泣いているなあと思ったら、仕切りから顔を出して変顔してみたり、店内を急に4足歩行してみたり⋯。親からしたら大変だろうが、微笑ましい気持ちになった。
昨日一日家に引きこもった反動で今日、朝からこうしてカフェにやってきたが、とても充実した午前中を過ごすことができた。気づけばちょうど12時。午後も充実した時間を過ごしたいものである。