【No.1】そうだ、エッセイを書こう
30歳を目の前にして
大谷翔平、渡辺雄太、羽生結弦…錚々たるスーパースターらが生まれた1994年度。彼らと同じ年、(厳密には早生まれなので1995年だが)佐賀県という田舎で私は生まれた。特に取り立てて何かに優れているわけではなく、そこそこの中学校に通いそこそこの高校、大学に進学。現在佐賀県の小学校教諭として社会人8年目の時を過ごしている。独身かつ実家暮らしという状態にもかかわらず、なぜか貯金がなく、日々給食でおなかを満たしている。ありがとう給食。
小学生と日々給食の食べる量を競い合っている私は現在、29歳。来年、2025年の1月には30歳になる。大谷翔平がメジャーでホームランを量産し、渡辺雄太がオリンピックで活躍している中、私は教室でフードファイト。彼らは勝ったら賞金やメダルなど、華やかなものがもらえる一方で、私が勝ったあとに待ち受けているのは漢字ノートの〇つけである。ああ大谷翔平になりたい。
「あの人たちは特別だから」と心の中で呟いてみるが、ふと周りを見渡してみると、地元の同級生は結婚したり、子どもが生まれていたり…。大学の同級生は、都会で私には到底できないような仕事をして充実感あふれている。なんだか、自分だけが置いて行かれて、周りがどんどん人生のステップを上がり始めていることに、30歳を目の前にしてようやく不安を感じてきた。私はこのままでいいのだろうか…。2024年の2月で、29歳の誕生日を迎えた次の月にようやく考えるようになった。
やりたいことをやろう
20代も最後だということに焦りはじめ、どうしたらよいか分からなくなってきたので、まずはいろんな人に会って聞いてみることにした。大学の先輩、後輩、元上司、元同僚…。いろんな人に聞いて、一通り周りとの差に落ち込んでみた結果、「とりあえず、やりたいことをやろう」という結論にいったん落ち着いた。自分が今やりたいこと、昔したいと思っていたことをとにかくリストアップし、実践してみようと、30個ほどのやりたいことリストを作ってみた。今年の5月ごろの話だ。
その後、仕事を言い訳にしてリストを作ったことなんて忘れてしまい、気づけば8月になっていた。たまたまうまいこと仕事が休めたので、東京にいる大学時代の友人に会いに行った。卒業して以来、ほとんど会っていなかった友人に会い、とても充実した旅行だったのだが、帰宅後、ふとリストのことを思い出した。そういえば、「大学の友達に会う」と書いていたなと思い、リストをチェックしてみたところ、なんとまだ2つしか達成していなかったのである。そりゃ意識してなかったらそうなるし、むしろ意識せず達成してしまっていることが奇跡に近いのではあるが…。
「このままではいつまでたってもリストを叶えられないな…とりあえずできることから少しずつやろう…。」と思い、リストに目を下すと「本を書く」というリストを発見した。
そうだ、エッセイを書こう
高校生のころから、ぼんやりと「自分の自伝があるってかっこいいな」と思っていた。自分が生きてきた証が死んでも残るってなんかいいなと。そんな思いがあって、おそらく「本を書く」というリストを書いていたのだと思う。この際、ちゃんと生きてきた証を残そう。自分が感じたこと、考えたことを記録として残しておこう。そしていつか、これらをまとめて本にしよう。こうしてようやく、「そうだ、エッセイを書こう」という結論にいたったのである。ここまで約1400文字。文が長すぎてエッセイ向いてないのでは…と不安になってきた。高校時代、「文章能力マイナス」と先生にお墨付きをいただいただけあるなと妙に納得した。
目標
やるからにはちゃんと、目標をもってやらないと続かないのがこの私だ。なんなら、もうすでに心は折れかかっているので目標を立てても無駄かもしれないが…。それでもせっかく思い立って、だらだら文を書いているのだから、できるだけやってみようと思う。というわけで、ルールと目標を決めておくことにした。
ルール
・他人を非難しない。
・基本1000字以内に収める。
・個人が特定されるようなことは書かない。
その他思い立った時にルールを付け加えていく。
目標
・最終的には「本にする」
・2024年12月31日までに40本(月10本ペース)
どこまでできるか全くわからない。この公開の後、一生更新されないかもしれないし、何本も永遠に続くかもしれない。どうなるか全く予想はできないが、自分のやりたいことが達成できるように、がんばろうと思う。
長い長い駄文に付き合っていただき、ありがとうございます。続けていくためにも、たくさんの人に読んでいただけると嬉しいです。もう少し面白く書けるように努力していきますので、応援よろしくお願いいたします。