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ミニマリストの美しさ

スタイリストでミニマリスト、ミニマリストでスタイリストの鶴田です。

つまりミニマリストである私の仕事は、スタイリストだということ。

さて、ミニマリストについて語ります。非常に愛してます。ミニマリストでありつづけ、そして極めたいです。

その理由を述べます。

ミニマリストは美しい。

ミニマリズムの原点は、老子です。
上記はあくまで私の考え方ですが、老子の「足るを知る」、「自分を大事にする」という精神が、ミニマリズムに通ずると考えています。

老子の本を読んでいると、今の時代に合った心の在り方を象徴しています。欲に駆られたり自信を無くしたり不安に溺れそうなとき、人としてあるべき姿、原点に立ち返ることができる「気づき」を与えてくれます。

心美しくありたいと願う私は、こうして原点に戻ることが必要です。
情報にまみれて心がざわついてくると、その心のありようが表情や態度に表れてきます。そして客観的に自分を見ることができなってしまうからです。

でも老子の本を読むと、また気づき、また気づき、、心が浄化されます。今の時代、心のお掃除は必要だと感じます。

心が浄化されれば、表情や態度が浄化されます。すると仕事の姿勢や家族や人とのコミュニケーションの仕方が変わり、結果、生き方が変わります。

老子の教えはミニマリズム、とても美しいです。

世の中のミニマリストのイメージ

一般的にミニマリストというと、

①物が少ない
②シンプルなインテリア
③モノトーンのファッション

といったことが頭に浮かびます。

私の実際の生活は確かに物が少ないですが、それには明確な理由があります。
その理由は、

物を厳選して買っているから

です。

特に服。ファッションの仕事をしているので、服に妥協は許しません。少しでも頭の隅っこに引っかかるセンサーが働くときは、買うことをいたしません。

妥協はしない。だからものが減る、というか増えない。のです。

物を厳選して買うことには、メリットがたくさんあります。

①物が少ない生活が送れる(空間が片付く、時短、など)
②審美眼が養われる(美意識を持つ)
③お金のむだ使いをしない

特に②。審美眼、美意識は必要です。心美しく・美しい生活をして、身も心も清らかでありたいので、洗練されたものに囲まれたいと願っています。目から入るものが洗練されていれば、心がやすらかでいられます。人にやさしくなれます。

当たり前ですが、物が散らかって汚れた部屋では心も荒んできます。目から入る情報で心をざわつかせるのは、もってのほかなのです。

目から入るものから、美しさ・静寂さを取り入れたい。

とつねに願っています。

そのため私は毎朝掃除をします。窓を開け、布団を上げたら畳をほうきで履き、ほこりを外へ出します。

そのあと床の雑巾がけです。そして最後に取り切れないゴミを掃除機で吸い取ります。掃除機を毎朝かけると音がうるさいですし、(ケチな感じもしますが)電気代がかかるので、たまにしかかけません。

雑巾がけで静かに黙々と身体を動かすと、まるで瞑想の世界です。何も考えずに無心に浸ることができます。

ミニマリストだからと意識をしてやっているわけではないのですが、やっている行為は、まるでミニマリストのイメージそのものですね。(笑)

ミニマリストは質素なイメージがあります。ですが、そこに美しさもないとつまらないものになります。質素なだけではなく「美しさを楽しむ」ことに、醍醐味があります。

ミニマリズムは衣食住すべてに通ずる

わが家ではこのミニマリズム(心美しくありたい)を、ライフスタイルである衣食住すべてに当てはめています。

①衣であるファッション。
着数は少なく厳選して少数精鋭に。こんな生活も夫婦で8年目を迎えようとしています。おかげで目標である「ファッションにおける洗練」の土台は、できていると思います。

②食
パルシステムでいつも同じ食材を購入し、1週間の献立はほぼ同じ。たまに外食とか実家から届く食材によるバリエーションもありますが、食事の準備はパターン化して、気楽にできるようにしています。そうすることで「子育てと仕事の両立」をはかっています。仕事の疲れから家事の負担でイライラしないで済みます。子供にやさしくあるためにもシンプル単純に。

③住
持ち家にこだわらず、今の家族のスタイルにあった家を賃貸で転々とする。これが7年かけたわが家のスタイルです。もちろん結婚した当初はマイホームの夢もあり相当な数の家々を見て回りましたが、物は必要最低限で良いと考えているため家は持たない、必要ないという結論にいたりました。


以上、ミニマリストは美しいです。

そして、ミニマリズムは衣食住、あらゆる人生で役に立ちます。

私の目標は、ミニマリストとして生きていき、衣食住のライフスタイルすべてを洗練させていくこと。

そのためにも心を美しくありつづける。つまり自分を躾けることが大切です。自分を躾けることは難しいですが、大人になったいま誰も躾けてくれません。

とはいえ、年を重ねれば自然と素敵になるわけでもない。それよりも、大人になればなるほど汚れていくように思います。

ですから、自分を躾けることは大切だと考えています。そのためのミニマリズムなのです。

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