皇族のような気品あるファッションの解説
自分を好きになる理系ファッションアドバイザー、Kaori です。元はダサめの理系オタク、IT企業を退職し、とある強い思いからファッションの仕事をしています。
ファッションとは、色・柄・形・素材の4要素から成り立っています。私は各要素毎に分析して「貴方に似合うスタイル」を提案する専門家です。理系的、つまり再現可能な形で提案しています。
この記事では、皇族のような気品あるファッションについて解説します。
静的・上質・本物
気品あるファッションにおいて最も大切なのは、静的であること、上質であることです。
フェイクではなく本物。何が上質なファッションなのか、は想像しやすいです。しかし「静的なファッション」とは何か、ちょっと分かりにくい。
皇后雅子さまがお召しになった衣装(ローブデコルテ↓)を例に取りながら解説します。
静的なファッションとは?
一言で言えば、主張が強くないファッションです。
条件1. 落ち着いた色(淡い色,グレー等,原色から遠い色)
条件2. 滑らかな生地(表面の凹凸なし)
条件3.目立たない小さい柄、
条件4. 風が吹いても乱れないシルエット
雅子さまのご衣装、ローブデコルテは条件1-4、全てを満たしています。色は白、表面に凹凸のない滑らかで上質な生地です。
実はこのドレス、無地ではありません。注意深く観察すると、チェック柄であることがわかります。規則正しく並んだ柄は、より「静」を強めます。
そして、シルエット。上質な生地の重みも手伝い、風が吹いても乱れることのない形を維持します。そして王道の左右対称。左右の対称性も「静」を強める要素です。
舞い上がるスカートはマリリンモンローならば絵になりますが、高貴な方々にとっては大事件です。決して起きてはならない。静のファッションにおいて、「乱れない」ことは重要です。
動的ファッション(簡易解説)
全条件を逆にすると、典型的な動的ファッションが出来上がります。原色、メリハリのある柄、張りのある硬い生地、運動に向いてそうなシルエット。具体例はチアリーダーの服やスポーツウェアです。
動的ファッション・静的ファッションに優劣はない
ローブデコルテでは運動はできないし、ジャージではフォーマルな場所には行けない。動的ファッションと静的ファッション、優劣はありません。動的な人間・静的な人間の優劣もない。大事なのはTPOと服と着る人の相性です。
皇族のような気品ファッションが似合うのはどんな人か?たとえば、先日カラー診断を受けてくださったオッスンさんです。
ファッション診断の結果は、オッスンさんは皇族のような気品ファッションが似合うお方でした。そんな気品があるとは言え、皇族ではなく一般人な私達は毎日をフォーマルドレスで過ごす訳にも行きません。TPOが合わないですし、近寄りがたい雰囲気もなってしまいます。
そんな点も踏まえ、次回は、一般人も使える、親しみやすさを取り入れた気品ファッションを解説します。オッスンさんに似合うコーディネート例をたっぷり入れて、説明して行きます。
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参考文献:宮内庁, https://www.amazon.co.jp/Smiffys-Womens-Red-Cheerleader-Costume/dp/B00I3HJJ2M, https://www.lonelyplanet.com/articles/royal-honeymoons
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