【バンクシー】正体不明のアーティスト
今日は個人的に好きなアーティスト"Banksy"についての紹介。
なんだそれ?という方はまずこちらのオフィシャルサイトへ↓↓
最初に出会ったのはNYの街中。
壁に描かれたアートを見て友達が"バンクシーの絵だ!"とこの絵を見て興奮気味に指をさしていた。
※写真1
初めにお伝えしておくが、NYでは私有物である建物の壁へのラクガキは法律で禁じられている。
日本でも決してマネはしないでいただきたい。
ただ、そんな法律おかまいなしの絵が"ラクガキ"ではなく"アート"として世界中で評価されているのがバンクシーなのである。
有名になった背景
匿名、正体不明ながら戦争や差別、政治などを風刺しながら愛や笑いを盛り込むメッセージ性の強いアートが特徴。
しかも昨日までは何もなかったところに一晩でいきなり大作が出来上がっている、という技術力も話題になり今ではかなりの高値がつくほどのアーティストになってしまった。
※写真2
写真1、写真2のようにスプレーでラクガキという犯罪を犯しながらも両手で愛を描く紳士や火炎瓶の代わりに花束を投げる少年、労働者を表すラットレースのネズミなど考えさせられるようなシュールなアートは世界中に描かれている。
1億5500万円で落札された自分の絵を、、
自身の絵をオークションにかけ落札された瞬間にシュレッダーが作動する仕掛けをして世界中でニュースになった。
そしてそれが地位や名誉、お金によって差別や戦争が起きている世の中に対してのバンクシーらしい表現としてさらに人気を集める結果となった。
何者か正体を明かさず、誰かを傷つける訳でもなく自由に表現をしながら世界中を飛び回る。
そんな彼に世の中が翻弄される様子がなんとも面白く、好きになっていく人は少なくないのではないだろうか。
遊び心満載
バンクシーの絵は1枚数千万〜1億を超えるほどの価値がある。
そのため、偽物やコピーも大量に出回っていて路上で販売されることはよくある。
それを逆手に取って、本物の絵を路上で1枚6000円という値段で販売し数枚しか売れなかった様子を"実は本物でしたー!"と後からYoutubeで公開するいたずらを実施。
普通のおじさんを雇って売るあたりも徹底している。
この動画を見た購入者は驚いただろう。笑
本当に大切なものは何か?
彼は何に価値を感じているのか?
もしかしたら、
自分の絵に1億の価値がつくことよりも
届けたいメッセージが多くの人に届くことを望んでいる?
そんな思いを巡らせながら今後のバンクシーの"アート"が楽しみである。
最後に最近コロナ禍で命をかけて戦う医療従事者を称賛する最新の絵をご紹介。
“Think outside the box, collapse the box, and take a fucking sharp knife to it.”