感情に飲まれないってどういうこと? -2-
昨日のつづきです♪
感情は、小川のようなものなので感じないように我慢すればするほど溜まっていくき、その結果コントロールできなくなるのです。
子供のように素直に出せれば良いのです。
でも、素直に出せなくなったのには、ちゃんと理由があります。
誰かに怒られたり、悲しませたり、傷ついた経験があるからです。
(ハートブレイク)
子どもが感情をそのまますんなり出した場合は誰かを傷つけてしまうことはあんまりありません。
(誰かがそれを使って傷ついたり、怒ったりすることはあっても。)
なぜかというと、素直だからです。
攻撃性がないからです。
誰かのせいにもしてないし、そこに変な意味をくっつけてないからです。
動物のように、植物のように、ただそこにあるだけだから。
最初はこんなふうに私たちも素直に、ただそこにあるだけだったのですが、
成長の段階で傷つくこと(ハートブレイク)を経験すると、
傷つきたくないので状況をコントロールしようとしだします。
傷ついた時のネガティブな感情を感じることが辛いので、
それを感じないように、そもそも傷つかないように防御しようとします。
防御するということは、傷つける人がいるという設定ですので、
必然的に
誰かを”自分を傷つける人”にしている
ということ。
つまり、”敵にしてしまっている”ということ。
こうなるとコミュニケーションが攻撃のエネルギーを帯びます。
「どうせわかってもらえない」と諦めて嫌味な言い方をしてしまったり、
攻撃されるんじゃないかと恐れから肩に力が入って強く言いすぎてしまったり、
溜め込みすぎたのが決壊してしまって関係ない時のものまで上乗せされたり、
理論武装して正論で攻めてしまったり、
そういう歪みや屈折があるから嫌な形で出てしまい、
結果誰かを攻撃してしまったり、
酷い人に仕立て上げてしまったり、
怒らせたり、傷つけたりすることになるのです。
ネガティブな感情がダメなのではなく、
感情を素直に出すのがダメなのではなく、
感情を出すときのステイトや出し方が
恐れや不安ベースになってしまうが故に、
歪んでしまい、攻撃してしまうから問題なのです。
コミュニケーションはエネルギーのやり取りですので、
当然返ってくるのも”攻撃”のエネルギーになります。
こうやってハートブレイクを重ねていきます。
そして実は、
『攻撃は“助けて”の最大表現』です。
なので、素直に「助けて」と言えたらこじれることはありません。
(相手を理解する時にも、これを使ってください^^)
感情や想いはちゃんと感じて表現することが大切と言いましたが、
要はこの“表現”がどうなのか?が重要なのです。
良い表現にするためにははまずはステイトをととのえることが大切であり、
ステイトは自分のどのエネルギーにつながるかなので、
自分のありたい、送りたいエネルギーにつながるためにも、
心の小川を常に流してあげて淀みなくしておくことが大切なのです。
淀みなくしておくには、
『心からわき起こる自分の全ての感情を受け止め、受け入れ、
そして感じられる強さを培うことが大切』
です。
そして
『それを誰かのせいにしない。
誰かを悪者にしない。もちろん自分のことも』
この2つが“感情的成熟さ”です。
全てを受け止めることができるから、感じることができるから、
常に流し続けられて、クリアでフラットな状態であれる。
だからこそ、自分の中の本当にアクセスしたい部分につながり、
常に在りたいステイトで在れるのです。
2部完結のつもりが、またまた長くなったので、明日に続きます。笑
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