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点と線
すごくなりたいって言った人に
すごくない人も可愛い人って答えた。
それに対していい考えよねって言われたの嬉しかった。
それはもう2年前の話で。
昔のことだった。好きだったと思う。お互いかは分からないけど。異性としてかは分からないけど。きっと好き同士だったと思いたい。そんなこと言わなかった。野暮だからね。
年に何回か会うことはあって。
いろんな音楽を教えてくれたし少し教えた。
行ったライブを言い合ったし脳が溶けたと言い合った。
靴ひもを解いてきた。
素晴らしい関係だったと言える。
いつまでも。
朝の4時まで鳥貴族で2人で飲んだことを忘れない。
3時間喫茶店でコーヒーを飲んだことを忘れない。
その時には十分すごいと思ってはいたけれど
本当にすごくなっていた。それを最近知った。
近況をわざわざ言い合うわけではないからSNSで。
遠くに行ってしまった気持ち。
きもいことを思ってしまった自分が悲しい。
素直に喜んだらいいのにね。
もう喜んでるけど。
したいことをできてよかった。
こっち側あっち側っていう表現はあまりしたくないし好きではないけど。
分かりやすくあっち側に行けて良かった。
それは一瞬でできたことじゃなくてグラデーションみたいにゆっくり頑張ってきたことだろうから。外側の人間はポッと出に見えるけど誰だってそんなことないんだ。
点と線みたいな。
外部からは点に。一点一点の出来事しか把握できないが。本当は線になってる。一続きになってる。一続きの財宝。ワンピース。
本当にすごいなあ。誇らしい。
あの時帰ったら連絡するねで
全然しなかった自分。
悲しいと思うがしなくて良かったと今は思う。
いつかまた鳥貴族で、喫茶店で、ライブハウスで、駅のベンチでゆっくり話したい。
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