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30過ぎて東京藝大を志しデッサン練習を始めて10日経った

farnicooと言います。普段は東京でソフトウェアエンジニアをやっています。最近は開発2、マネジメント8くらいです。年齢は30歳を超えました。

いわゆるアカデミックな美術分野とは無縁だった私が、2020年4月にふと東京藝大を目指そうと思い立ちデッサンの勉強を始めました。私のような素人が藝大という目標を宣言するのはなかなか恥ずかしいし勇気がいるんですが、経験上こういうのは自分に言い聞かせるつもりで宣言しておいた方がいいんですよね。

ともあれ、今日は10日ほど毎日デッサンしてみたので経過を記しておこうと思います。17日(2日目)と25日(10日目)のデッサンは同じ構図で手を描いてきたので比較してみます。

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さすがに10日描いてると少しはよくなった気がします。

もちろん構成もバランスも光の調子もまだまだ課題はありますし、他の藝大を目指す人のデッサンと比べると雲泥の差があります。とはいえ、自分の中でも何がダメかを明確に説明できる状態なので、まだまだ伸びる余地があるなという感じですね。

ソフトウェア開発の現場ではKPTという振り返りのフレームワークがあって自分も普段業務で毎週やっているんですが、毎日同じやり方で自分で描いた絵に対して1人でよかったことや悪かったことを考えて翌日に活かしています。こういうことが自然と繰り返せる癖になっているなと感じると、社会人経験を重ねてから何かを志して鍛錬を積むのもいいものだなと思いました。KPTの記録はこちらのマガジンにまとめています。

今のところ毎日発見があってとても楽しいんですが、一方で藝大受験生の方々のレベルをTwitterやInstagramで見てみるとあまりのレベルの違いにクラクラしますね。形の取り方も、陰影のつけ方も、細部の描き分けも、見る力も、何もかもが違う次元にあると感じます。

まあ独学で手のデッサンを10日くらいやっただけの自分に対して、予備校に通ってたゆまぬ努力を続ける人たちは数十枚数百枚の石膏像デッサンや構成デッサンを繰り返しているのですから当たり前ですね。

とはいえ自分としては実はそこまで不安はありません。毎日すごい方々の作品をたくさん見て自分のデッサンとの違いを考えるのが楽しいんですよね。こういう個人の努力の積み重ね方は仕事だと久しくやっていなかったので今はとにかく新鮮で楽しいと感じています。

まだ始めたばかりで地獄を知らないだけだよと言われそうですね。自分もきっとそうだろうなと思うので、楽しいうちになるべく枚数を描いておこうと思います。来週は手のデッサンに加えて金属物も描いていく予定で、一週間でどれだけ描けるようになるか楽しみです。

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