トマトの剪定『脇芽かき』
『畑あそぼ村FARMY』です。
夏野菜のひとつで家庭菜園でも定番のトマト!
ほかの野菜と比べて生長が早く、葉や芽をつけガンガン伸びていきます。
しかしそれゆえ、葉や茎に栄養を使われてしまい、そのままにしておくと実まで栄養がいきわたらず、美味しい実になってくれない…
そこで今回は、トマトの剪定(せんてい)についてのお話。
不要な芽を取り除くことで、栄養分を実に集中させ、収穫量や美味しさを増すことができるのです(^_^)
脇芽かき
脇芽(わきめ)とは、中心の茎から分岐して生えた芽のこと。
葉の付け根からにょきにょき生えてきます。
脇芽はそのままにしてしまうと、必要な栄養を使われるわ、日当たり風通しが悪くなるわ、どれが主枝かわからなくなるわで、意外な厄介もの。
ちょっと可哀そうだし勿体ない気もしますが、余分な脇芽は取り除くことで、結果的に収穫量は上がります(脇芽の活用法も最後にご紹介)。
脇芽かきのやり方
脇芽の根元を親指と人差し指でつまみ、下方向に曲げると簡単かつ傷口も小さく取れます。
下方向でなく横方向(葉の方向)に折ろうとすると根元からきれいに取れない場合があります。
手で取れないほど大きくなってしまった場合は、清潔な剪定バサミを使って切り落としましょう。
手で無理に摘み取ろうとすると周りの皮も一緒に引きはがしてしまい、傷口が広がってしまう危険があります。
とくに花芽のすぐ下の節から生えてくる脇芽は、生長しやすく栄養分の消費も大きいので、なるべく早めに摘み取ってください。
脇芽かきをする時期
脇芽が手でつまめる程度の大きさになってきたら、なるべく小さいうちに取り除きます。
生長スピードが速いので、3日に1回ほどを目安に、実がつくまでは継続して脇芽かきをしていきましょう。
脇芽かきをするときの注意点
脇芽をとった切り口からは雑菌が入りやすいので、なるべく雑菌が入らないように注意しましょう。
具体的な注意法としては、以下のみっつ。
・大きくなる前に摘み取る
上でもお伝えした通り、摘みやすく、傷口も小さくてすみます。
・晴れた日の午前中に
雨の日や風が強い日は避けるのが吉。
・清潔な手(もしくは手袋)で
事前に土いじりなどしていた場合、手袋は外して、もしくは手を洗ってから。
脇芽の活用方法
大きくなってしまった脇芽は切り取ったあと土にさしてあげると、根付いて新たな苗として生長してくれます。
割と簡単なので、お子さんの自由研究にもちょうど良いかも!?
充分に発根するまでに土が乾燥してしまうとしおれてしまうので、新しい葉が出てくるまでは、土が乾燥しないように気を配りましょう。
せっかく育てるのだから、美味しいトマトになってもらいたいですよね。
僕らもFARMYメンバーさんたちに美味しい野菜を食べてほしい。
面倒だけど脇芽かきはとっても大切な作業。
手間暇かけてあげれば、それだけトマトは美味しくなってくれます♪