見出し画像

土から育てるスパイスカレー #3 どれ位栽培しようか

~前置き~

家庭菜園でカレーライスの食材を栽培して、その食材を使ってカレーライスを作ろう、という内容で情報発信しています。何故そのような情報発信をするのか、というと、

土からカレーライスを作るのは単純に面白いのでお勧めしたい。結果的にカレーライスの味の向上につながればいい。

という理由です。土からカレーライスを作るのは本当に面白いので、宜しければお気軽にお付き合い下さい。

~結論~

家庭菜園でカレーライスを試してみたい、という場合は、以下を植えれば良いかと思います。

  • マスタード 4株

  • クミン 8株

  • フェヌグリーク 4株

  • カロンジ 4株

  • フェンネル 4株

  • コリアンダー 8株

  • アジョワン 4株

  • 玉ねぎ 4玉

  • にんにく 2株

  • 生姜 2株

  • トマト 2株

  • パプリカ 2株

  • 唐辛子 2株

  • ターメリック 2株

  • (ビーツ 2株)

  • (ジャガイモ 2株)

  • (ほうれん草 15株)

  • 油用胡麻 たくさん

~説明~

栽培する量は当然カレーをどれだけ作るか、によりますので、ここでは基準レシピ単位の4皿分で検討していきます。4皿分を3回作るとか10回作りたい場合は、×3や×10すればいいと思ってしまいますが、例えばトマトなどは一株植えれば場合によりカレーライス10皿分のトマトが実るため、単純に×3や×10とはなりません。また無農薬の場合は虫食いも考慮する必要があります。

こまかな点はさておき、wild curryの量でみてみますと、4皿分で使う量は以下となります。

( )はピンクカレーと森色カレーに使う食材。

  • 油用植物 45cc

  • マスタード 1cc

  • クミン 1ccとパウダー5cc

  • フェヌグリーク 1cc

  • カロンジ 1cc

  • フェンネル 1cc

  • コリアンダー 1ccとパウダー5cc

  • アジョワン 0.5cc

  • 玉ねぎ 250g

  • にんにく 15g

  • 生姜 15g

  • トマト 250g

  • パプリカ パウダー5cc

  • 唐辛子 パウダー5cc

  • ターメリック パウダー5cc

  • (ビーツ 50g)

  • (ジャガイモ 100g)

  • (ほうれん草 300g)

マスタード1ccとかフェンネル1ccとか使う量がとても少ないのにお気づきと思います。もし「小さじ」が近くにあれば見て頂けると、1ccというのは小さじの5分の1の量です。その程度であれば、一株植えれば十分以上の収穫ができます。

マスタード

この写真はマスタードですが、種房一つで1cc近くのマスタード(黒い種)があります。つまり余裕をみて種房二つで4皿分の食材は十分カバーできます。マスタードは菜種に似ていて一株あたり10~30の種房ができます。

収穫直後のマスタード
茎一本で種房何個あるでしょうか

4皿分で1ccしか使わないのであれば、茎一本で50皿分とかいけるのでは、と思ってしまいますが、そうは上手くいきません。虫食いがあります。温暖化の影響もあり虫食いは激しいのが事実です。農薬は使わないことを前提とすると最低でも4株は植えるのが良いと思います。マスタードの他にも4皿分1ccの食材は

  • クミン 1ccとパウダー5cc

  • フェヌグリーク 1cc

  • カロンジ 1cc

  • フェンネル 1cc

  • コリアンダー 1ccとパウダー5cc

  • アジョワン 0.5cc

コリアンダーとクミンはパウダーにもするため倍の数を植えるとすると、

  • クミン 8株

  • フェヌグリーク 4株

  • カロンジ 4株

  • フェンネル 4株

  • コリアンダー 8株

  • アジョワン 4株

虫食いがなければ、これだけでかなりのカレーライスの食材量です。100皿とまでは行かずとも、場合によりそれに近い量が収穫できる可能性があります、「虫食いがなければ」。

他の食材をみていくと、玉ねぎは一玉150~200gとして、上手く成長しないことも加味すると余裕をみて4玉。にんにくと生姜は一株で15gは問題ありません、がこちらも余裕をみて二株。トマト、パプリカ、唐辛子も一株で十分です。ただ虫食いを考えて二株ずつ。ターメリックは、根の部分を乾燥させて粉砕するのですが、一株で相当量があります。虫食いの心配は無いのですが念のため二株。ビーツとジャガイモは一つあれば十分ですが、念のため二株。ほうれん草は意外に量が必要で300gの場合は余裕をみて15株ほどあると良いと思います。

整理をすると、~結論~のようになります。かなり余裕をみての株数ですが、ざっとこんな具合です。もし虫食いなく、栽培が順調でしたら、4皿どころではなく、数十皿分の食材ができるかも知れません。

胡麻に関しては、少ない量ですと油が絞れません。ですので、もし太白胡麻油や菜種油を作る場合でしたら、できる限り多く栽培することをお勧めします。