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元資生堂→元リクルートが酪農DXのファームノートを選んだ理由

ファームノートで営業マネージャーをしている渡邉多聞(※タモン)。新卒で資生堂、北海道に移住してリクルートに入社…紆余曲折を経てファームノートに入社。様々な経験を持つタモンがなぜファームノートに入社したのかを語ります。

―――<プロフィール>―――

名前:渡邉多聞(タモン)

ツイッター:@tamon_watanabe

出身地:福島県福島市

生まれ年:1984年生まれ

特技:中国語/パワーリフティング(40歳でマスターズ国体に出るのが夢)

家族:妻、息子(8歳)、娘(4歳)の4人家族


東京の超大手企業から北海道のスタートアップ

――タモンさんは様々な経験を経てファームノートに入社されていますよね。


そうですね。ファームノートに入社するまでにいろんな会社、いろんな働き方、いろんな場所で経験をしてきました。
まとめるとこんな感じです▼
09年に資生堂に新卒入社→首都圏営業本部で営業→妻の出産を機に妻の実家である北海道へ移住するため退職→リクルートマーケティングパートナーズ入社(ゼクシィ営業)→セカンドキャリア制度(年収分の退職金が出る制度)を利用して退職→そのお金で1年間家族でフィジー留学しようとしたがコロナで断念→元クライアントのマーケティング・アドバイザリーとしてフリーランスで新規店舗を一緒に立ち上げ→1年後もコロナが明けなかったので就職活動開始→ファームノートに入社→現在は営業マネージャー

――情報量が多すぎますね(笑)1社目の資生堂への入社経緯から詳しく説明していただけますか?


資生堂に入社したのは、学生時代に中国に留学していたのがきっかけでした。資生堂が中国市場向けに新製品プレスリリースをする際に通訳として参加したんです。当時の中国はまだ化粧文化があまりなかったんですが、化粧品の需要は確実に伸びると感じたので応募して採用されました。

営業として配属されてからは担当店舗をひたすら回っており、体力勝負のスタイルでしたが、ブランドの大切さを学びました。信用と信頼と実績が長年積み重なってブランドになり、企業そのものやそこで働く人のイメージや期待へもつながっている。一方で一度崩れたブランドを回復させるのはほんとうに難しい…。だからこそブランド価値を損なわない努力をしなければならないという義務感というか価値観が根づいていましたね。

そして「上司としてありたい姿」、「人間としてありたい姿」の見本ともいえる方と出会えたことも財産です。他者に対して真摯に正面から向き合って、肯定し続けてくれる最も尊敬できる人と出会えたことは、いまの職業観や人生観にも大きな影響を与えてくれています。

――資生堂を退職したきっかけは北海道への移住だったんですか?


子どもができたタイミングで「広々とした場所で自由に子育てをしたい」という思いで妻の実家のある北海道に移住しました。

それと同時に資生堂を辞めてリクルートに転職しました。資生堂はとにかくブランド力とプロモーション力が圧倒的に高く、新商品が出れば「何個買いますか?」から商談がスタートします。有形商材の営業としての面白さを体験できた半面、もっと自身の介在価値を発揮できそうな営業、モノではなくコトを売る仕事をしてみたくなったんです。リクルートであれば営業として、そしてビジネスパーソンとして成長できると考え転職を決めました。

リクルートで学んだことは圧倒的当事者意識に尽きます。仕事自体は広告出稿の営業というシンプルなものですが、クライアントと一緒にいまある企業課題、業界課題に対して本気で変えてやるというモチベーションの人間が集まっている組織です。そういった個人の集合体だからこそできる強い組織力はリクルートならでは。自分もそういう組織をつくりたいと理想を持っています。

そしてとにかくカスタマーの生のデータを大量に持っているのがリクルートの強みです。カスタマー視点でマーケティングや企画が構築でき、カスタマーデータを武器に業界の慣習を変え、新しいあたりまえを創ってきた尊敬すべき会社です。

――リクルートを辞めた後はフリーランスになられたんですね。

リクルートにはセカンドキャリア制度という年収分の退職金が出る制度があるので、それを利用して1年間家族でフィジーに留学しようと思っていたんですが、コロナで断念せざるを得ない状況になってしまいました…

ちょうどそのタイミングでリクルート時代のクライアントから店舗の立ち上げの手伝いを頼まれたんです。フリーランスとして、リクルートで学んだマーケティングのノウハウを活かしてゼロからコンセプト設計〜接客のフローまで作りローンチまで経験できたのは、自分の人生の中でもかなり密度の濃い時間でした。

ファームノートとの出会い

――フリーランスを経験した後に、いよいよファームノートへ入社されたんですね。


フリーランスの活動はフィジーへの留学までの一時的なものと考えていましたが、1年経ってもコロナの状況が変わらなかったので、就職先を探し始めました。自分のキャリアのベースは資生堂・リクルート時代から培ってきた営業であることは明確だったので、営業を軸にどんな新しいことに挑戦するか考えていた頃、趣味でドローンを使った撮影、編集をやっていました。それをきっかけに農業でドローンがあたりまえに使われている世界を知り、農業×IoTって面白そうだなと…

あと、次にやる仕事は子どもの未来に携わりたいと考えていたんですが、そのタイミングでファームノートからスカウトメールが届きました。「アグリテックで食を守る…それって子どもの未来に関わることと同じかも」と気がつき、「せっかく北海道にいるなら一次産業にかかわってみたい」と考えてファームノートに入社しました。

――いろんな経験をしてきたタモンさんから見てファームノートはどんな会社ですか?


普通ならなかなか一緒に仕事をできないエキスパートと仕事ができるのは大きな特徴だと思います。ある一定規模の組織や個人で仕事をしていると、開発・PR・管理などの自分と畑が違う専門職の人と一緒に仕事をする機会ってほとんどありません。でもファームノートは各分野のエキスパートが集まってきて近い距離で仕事をしています。自分はエンジニアリング領域はまったくわからないんですが、ファームノートでは開発職の人と話すことが多いです。しかもそういったプロの方がすごく優しい人が多くて、めちゃくちゃわかりやすくいろいろ教えてくれるんですよ。自分とはまったく異なるケイパビリティを持った人たちと仕事をすることは新鮮で刺激的です。

あとは組織としての変化のスピードが速い、かつ変化し続けている会社だなと。良くも悪くもスピード感があるので合う・合わないは人によってあると思います。とはいえ冷たいわけではなく、経営陣とメンバーとの距離が近いので自分からコンタクトを取れば親身になって課題や不安に向き合ってくれるフレンドリーさも併せ持っている会社だと思います。

――今後の目標はありますか?


社員全員が本気で食糧課題の解決に対峙しているという自負とプライドを持って働き、もっと社会に求められる企業に成長していきたいですね。

株式会社ファームノートでは一緒に働く仲間を募集しています


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