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私の道のり⑥~自分が当事者に~

自分自身の心身の崩壊

上の子のことと同時進行して、進んでいたのは自分のメンタル状態の悪化である。下の子を出産する前後で家事育児と息子の就学支援委員会など家族のことを一気に担わなければならなくなった私は明らかにキャパオーバーに。
時々「もうこの世界から逃げたい…」と憂鬱感に襲われるようになり、産後鬱を疑ったが、継続性がないから近場の医師は違うという。
でも自分自身が一番分かっていた。私は元々精神疾患がある人たちを見て基礎的な知識を勉強していたので、自分の状態は危ないと考えたが近くに専門の病院がなく、結局100キロほど先にある中核病院で7か月待ちの予約をしてようやく「軽度うつ病」の診断をもらい服薬して状態を安定させることができた。それまでのことはかなり壮絶でブログには書けない内容が多いが、何はともあれ、危ないときは入院できるかかりつけ病院ができたことに安堵したことを覚えている。

親子で当事者

上の子が専門医にかかることになったのも、私が心身ともに疲れてつらかったからであって、親の都合である。それは申し訳ないと思っている。でも育てることができない状態になってしまえば親子とも不幸になってしまう。
今だからの話になるが、思春期になった息子は薬に効果を感じなくなり、薬に頼りたくないと言って服薬はしていない。私は中身を少しずつ変えながらまだ服薬している。親子で当事者になり、病院にも薬にも福祉制度にもかなり詳しくなった。
現在の詳しい話はまた今度の機会に。

⑦へ続く

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