ふぁーむ豆知識「家庭菜園でも活躍！トマトを確実に着果させる万能アイテム〈トマトトーン〉」

こんにちは！
ふぁーむライフの管理人です！😊

皆様はトマトがどのように
実になっているかご存知でしょうか？

「そんなの、花が受粉してトマトになるにきまってるだろっ！　w⁠(⁠°⁠ｏ⁠°⁠)⁠w」

との声が聞こえてきそうです(^o^;)笑

確かにその通りです🙆

では、どのように受粉されているか
ご存知でしょうか？

ましてや、トマトの生産者さんたちは
ビニールハウスにある大量のトマトを
どのように受粉させているのでしょうか。

今回は、トマトの受粉について
少しご紹介したいと思います。

①トマトの受粉の仕組み

My 農園写真「トマトの花」

トマトは黄色い可愛らしい花を咲かせます。

トマトの花は、同じ花の中に
雄しべと雌しべの両方が存在しています。

つまり、
トマトは自ら受粉させて実を作ることができる「自家受粉」の植物です。

風による揺れや、虫などが寄ってきたときの振動などで、花粉がミックスされると受粉します。

家庭菜園でトマトを育てた
経験がある方は、
気付いたら勝手に実が着いていたことが
あると思います。

トマトは基本的には物理的な振動があれば
受粉が可能です。

②トマトの花粉寿命は約3日

My 農園写真「受粉が出来ずに散る花たち」

トマトは物理的な振動さえあれば
花粉が混ざり受粉します。

しかし、トマトの花粉の寿命は
花が開花してから約3日間です。

それを過ぎてしまうと、
受粉に至らなかった花は枯れて落ちてしまいます。

また、トマトは高温、低温、日照不足などでストレスがかかると花粉能力が低下します。
その場合も受粉されにくくなります。

自然任せな栽培方法で
それでも良いとする方は
特に問題ではないかもしれませんが、

趣味栽培でも採れるだけ採りたい！
と思われている方もおられるかと思います。

↓その場合は、専門アイテムを使用します！

③人工授粉

トマトの実を少しでも多く、確実に着果させるためには、人口的な授粉行為が必要になります。

☆人工授粉のタイミングは
「1房に3花以上開花」したタイミングです。

・［家庭菜園(露地・プランター)の場合］

・花を指や筆で優しく揺さぶる
・ブロワー、小型扇風機で風を当てる
・トマトトーン(ホルモン剤)を吹きかける

・［ビニールハウス生産者の場合］

・授粉専用蜂(クロマルハナバチ)を
　ハウス内に放出飼育する
・トマトトーンを吹きかける

→※専門生産者が授粉に使用している
「クロマルハナバチ」については
別の投稿にてまた解説します！🐝

④トマトトーンとは

トマトトーンは花に吹きかけることで
人工的に授粉させることが可能な
ホルモン剤です。

「植物成長調整剤」といわれ、
受粉はもちろん、受粉後の果実肥大を
促進してくれる効果があります。

私も含めた専門のトマト生産者も
確実に着果させたい場合は必ず使用します。

ホームセンター、園芸店、ネットなど
あらゆるところですぐに購入できます。