【日記】都会の普通と田舎暮らしのリアル
今回は「都会の普通」と「田舎暮らしのリアル」を書きます。
【都会の普通】
主に都会と言われている地域では
毎日が「バラ色」の世界が流れていることだと思っています。
少し歩けばお店がたくさんあり、道路は綺麗に整備されてて
「雑草ひとつ」生えていない。
若者はたくさん居て、仕事もいくらでもあるし、種類も多い。
交通手段:徒歩
徒歩圏内に店が見つかる率:100%(徒歩1分圏内)
ほとんど「バス」や「電車」は使わないでしょう。
もしかしたら「車」も使わないかもしれない。
だって歩けば店があるんだもん、目の前に。
【田舎暮らしのリアル】
「田舎」と一口に言っても、様々な田舎がありますが
2021年に私は「埼玉県(関東地方)」から福岡県の田舎に引っ越してきました。
どれくらい田舎かというと…地元民からしたら
”中途半端な田舎”のようです。
周りには「田んぼ」「山」「畑」「古民家」しかありません。
交通手段:徒歩
徒歩圏内に店が見つかる率:30%(徒歩20分圏内)
「都会の普通」のように生きるならば
「バス」が必須です。もしくは「車」か「バイク」です。
20分歩いて「コンビニ」がひとつと、道の駅や市役所…
ホームスーパーくらいしか見当たらないです。
自転車を使って8km~10km片道走らせれば
「業務用スーパー」くらいは見つかるでしょうか。
それに「うどん屋さん」が何軒かある程度。
まだ”マクドナルド”は見えません。
【引越しをしてからの葛藤】
なぜ「父」が引越しを決めたのか?
(父は東京生まれの都会人でした。現役世代はプログラマー、サラリーマンを経験していて、大卒です。)
東京で生まれて、埼玉でこれまでの24年間暮らしてきたのに
なぜこのタイミング(コロナ渦前の2018年~2019年)で
「引越し」なのか。
引っ越す時は俺は賛成でした。(田舎を知らなかったから。)
でも…
引越しをして今年で「丸々3年目」になりますが
本当に「葛藤」しています。
【田舎に対する不満】
まず「田舎」は、この24年間(1997年~2021年)まで何をしていたのか?
というところ。
世の中は「平成から令和へ」と新幹線で走っているのに
田舎だけは「大正から昭和前期へ」とバスで走っているみたいな
不思議な感覚に陥りました。
「鉱山跡」と言っても
「防空壕跡地」と言っても
都会民には「なにそれ?古すぎ笑」と笑われることでしょう。
まとめると「時代観が全く違う」というところでした。
次に挙げたいのは
「新しく人口が増えない(他府県からの流入がない状態)」
「新しく人口が増えない(地元から若者が他府県へ出て行く状態)」
「新しく人口が増えない(20代や30代の若者の数が極端に少なく50代~100代がほとんどを占めている状態)」
です。
「飯塚市」という少し発展した地域があります。
そこに引越しを決めた同年代の親の親戚から聞いたことがあります。
「なぜ、地元で暮らさないのか?」と聞くと
彼はこう答えました。
「恥ずかしくて、彼女を地元に呼べない」と。
俺が引越しをしてきた翌年には
「同年代」の子は飯塚市へと引っ越していってしまいました。
20代で、同い年でした。
まとめると「人口減少が深刻」というところでした。
このままでは「2044年」までに「農業耕作地」を継ぐ継ぎ手が
居なくなってしまう。
(20年後には2024年現在生きている60代~100代の人間は皆亡くなってしまいますから。もちろん息子世代の団塊の世代やジュニア世代も歳を取っていますし、農業なんてやったことないでしょうから、土地を維持しないでしょう。)
【農業耕作地について】
俺たち日本人に残された時間は残り少ない。
あとたった「20年」余りで、稲穂(お米)が食べられなくなる可能性がある。
(インド産の外国米の輸入をすれば、お米は食べられる。しかし…)
俺は「日本のお米」を食べ続けたいんだ。
なんとしても「農業耕作地」を2097年まで守りぬかなければならない。
自分のためでもあるし、自分で作らなくても
「地主」として土地を農家に貸し出し、それをずっと保有し続けていくつもりでいる。
【現在の農家は誰がやっている?】
今現在(2024年)は、農家というのは
ほとんどが20年前に「定年退職」をなされた「祖父母世代(80代)」がやっている。
夏の暑い日に「麦わら帽子」を被り、長袖を着て”汗を流さず”に
涼しい顔をして農業を行っているのである。
白髪交じりの麦わら帽子を眺められるのはあと何年だろうか。
祖父母から「20年後」までに
・田んぼ4反(4,000平方メートル)
・畑1つ
・山1つ
・家2つ
を遺産相続する予定だ。
正直、手に余るし
「みんなのため(日本国民)」に活用したいと考えているけれど
今現在27歳のまだまだクソガキには頭も知識も足りなさ過ぎる。
でも
「農業耕作地」には取り決めがあるんだ。
”2年間使わなかったら、農業耕作地としては使えない”というもの。
色々な決まりがあるようで、とても大変だと感じている。
俺は自分の手では「田んぼ」は耕さないだろうと思っている。
なぜなら「免許」がないし、維持費や機械の買い替え代を考えたら
到底割りに合ったようなビジネスではないからだ。
土地を貸し出せば「毎年採れた分の半額をもらえる」という
不労所得契約があるので、土地を持って固定資産税を払い続けて
保有し続けることになるだろう。
【都会に住んでいた頃はわからなかったこと】
自分自身も、かつて「都会暮らし」を24年間経験してきた身として
今現在改めて考えてみると、本当に「田舎の苦労」がわからず
都会でぬくぬくと生活を送っていたと感じている。
だって
都会は「仕事があるのが当たり前」で
公共交通機関が発展していて、徒歩で暮らせる。
面倒なことはしなくていいし、ウーバーイーツなど
最新のものが常にある。
まさに「アニメ」や「ドラマ」の世界だ。
田舎は暮らしてみるとわかるが、本当に何もないんだ。
「政治」では
”地方活性化で~”とか
”市町村が数十年後には~”とか
散々言うけれど、本当に「ポジショントーク」というか。
真面目に考えてくれているのだろうか?と不思議に感じている。
少しでも真面目に考えていたなら、せめてもう少し田舎が
発展して、お店が立ち並んでいるだろう。
飯塚駅前にいけばわかるけど、駅前に「店」なんてないんだ。
あのよく見聞きする地名「飯塚」でそれだ。
廃れた看板が軒を連ねる…(2023年時点)
「大型スーパーマーケットがあるじゃないか!ほらユメマートとか!
ほらイオンモールとかさぁ!ドンキホーテに~…!」
うん、徒歩圏内ではないんだ。
「徒歩」なら3時間はかかる。
「そういうところ」を言いたいのではない。
農業耕作地と「空き地」が1対1になっていきそうといっているんだ。
【韓国に抜かれた日本】
歴史的な部分はあまり書きたくないけど
韓国は「日本軍」が存在していた頃に、助けた地域だろ?
そのあとに、中国が資金提供をして独立をしたと認識している。
その「義兄弟的」な国に
ついに「抜かれた」んだ。
先日Youtubeで韓国Youtuberが
日本語で「韓国の田舎」を紹介する動画をみていたのだが
なんと「日本の田舎」よりも都会的だった。
道路は整備されていて、とても綺麗だったんだ。
経済的な部分をみても「最低賃金」や「GDP」でも抜かれてしまったようだ。
どれだけ日本は弱体化していくのかと、心配しているところだ。