コーヒー業界
今日、いつも仕入れでお世話になっているコーヒーの豆屋さんに行った。
仕入れる豆を選んでいるとエチオピアの新しい農園の豆発見!
エチオピアは独特なベリー系の香りで浅煎りも深煎りも香り高く美味しい。
その豆屋さんは、とても豆にこだわっていて
スペシャルティークラスの中でも一角の豆を取り扱っている。
話をしていると『最近、金持ちが仕入れ先の農家に対し、豆の選別はせず、高値で大量買いを行っているらしく、自分達が農家から注文すると豆の選別が悪くなっている。だから自分でも選別をしないといけなくなっている』
『ビジネスとしてコーヒー業界に参入する金持ちがでると、農家がこのクオリティーで高値で買ってくれた。というどんどん質が落ちてしまう状況に陥ってしまう』
と話を聞いた。
どの業界でも、似ている事が起こっているんだと思う。
野菜では、規定の農薬、生産方法などで規格品の見た目のいい野菜のみが卸せる。規格外の野菜は省かれてしまう。
価格競争が行われて、どんどん安さを求める消費者が増え、輸入品に頼った社会が成り立つ。
自分も含めて、考えが至らない消費者が増えている。
生産者を守る、生産者が良いものを販売できる、低賃金で工場で奴隷のような扱いをされない社会が少しずつでも実現していけばいいな。と願う。
僕も今から出来ることはしていこうと思う。
コーヒーの豆屋さんにはそのお店の豆の一ファンとしても、
『美味しい豆を守ってください』
としか伝えることしかできなくて、僕はそこに対しては無力で不甲斐ない気持ちやけど、
現場で頑張ってくれている店主の思いもあっての今のコーヒー豆が目の前にある。と認識する事ができて、感謝の気持ちで溢れた。
いつもありがとうございます。