![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/162952281/rectangle_large_type_2_adde7b53989070ab4abe7655a7b970c1.jpg?width=1200)
日本酒の選び方:純米酒と本醸造酒の違い、そして醸造アルコールの誤解
2024年利酒師・焼酎利酒師のブラッシュアップ講座を無事修了しました。
また、私は日本酒学講師としても活動しながら、日本酒には豊かな歴史や文化があり、その多様な魅力をより多くの方にお伝えしたいと考えています。
今回は、よく聞かれる「純米酒」と「本醸造酒」の違い、そして誤解されがちな「醸造アルコール」についてわかりやすく解説します。
知識を少し深めるだけで、日本酒選びがもっと楽しくなりますのでご一読ください。
純米酒とは?
純米酒は、米、米麹、水のみを原料に作られる日本酒です。
そのため、米本来の旨味やコクがしっかりと感じられるのが特徴。醸造アルコールを添加しないため、力強い味わいが楽しめます。
純米酒の特徴:
米の濃厚な旨味やコクを堪能できる。
温めると香りや味わいがさらに引き立つ。
おすすめの料理との組み合わせ:
煮物やグリル料理など、濃厚な味付けの料理。
冬には鍋料理や熱燗で楽しむのもおすすめです。
純米酒は、日本酒らしいしっかりとした味わいを求める方にぴったりのお酒です。
本醸造酒とは?
本醸造酒は、米、米麹、水に加えて、醸造アルコールを少量使用して作られる日本酒です。
醸造アルコールを加えることで、香りが引き立ち、味わいが軽快でスッキリとした印象に仕上がります。精米歩合は70%以下で、雑味が少なくクリアな味わいが特徴です。
本醸造酒の特徴:
軽やかでスッキリした飲み口。
冷やしても美味しく飲める。
おすすめの料理との組み合わせ:
天ぷらや刺身など、素材の味を引き立てる料理。
暑い季節には冷酒として楽しむのも良いでしょう。
本醸造酒は、食中酒として飲みやすく、幅広いシーンで活躍します。
醸造アルコールに関する誤解
「醸造アルコール」と聞いてネガティブなイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、醸造アルコールは日本酒の品質や風味を高めるために重要な役割を果たしています。
醸造アルコールの役割:
香りを引き立てる:吟醸酒や本醸造酒で華やかな香りを強調します。
品質を安定させる:酸化を防ぎ、保存性を高めます。
スッキリとした味わいを作る:飲みやすく軽快な味を実現します。
誤解されがちなポイント:
醸造アルコールは安物や悪酔いの原因とされがちですが、実際には適量を使うことで日本酒の魅力を引き立てる役割を果たしています。
日本酒を選ぶ際には、醸造アルコールの役割を正しく理解することが大切です。
純米酒と本醸造酒の楽しみ方
純米酒と本醸造酒には、それぞれ異なる魅力があります。
どちらが良いというわけではなく、料理やシーンに合わせて選ぶことで、日本酒の楽しみ方が広がります。
純米酒:濃厚な味わいを楽しみたいときにおすすめ。
本醸造酒:軽やかでスッキリ飲みたいときに最適。
両方を飲み比べることで、自分の好みが見えてくるかもしれません。
日本酒の知識を深めてさらに楽しむ
日本酒は、知れば知るほど選び方や楽しみ方が広がる飲み物です。
今回お伝えした純米酒と本醸造酒の違い、醸造アルコールの役割を参考にしていただき、次回の日本酒選びに役立ててください。
これからも、日本酒の奥深い魅力をお届けしていきます。
ぜひ一緒に、日本酒の世界をもっと楽しんでいきましょう!
いいなと思ったら応援しよう!
![TaK(保育士FPが実践する、我慢せず自分らしく生きる家計設計の専門家) |Farmacy Lab](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/64252410/profile_3fac10b8e99f02f66892448425bef533.png?width=600&crop=1:1,smart)