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【5つの検証結果】苦手克服 vs 得意特化で見えてきた意外な差

「苦手を克服する」か「得意を伸ばす」か――。
まるで正反対のアプローチですが、実はどちらも魅力的な側面があります。
一方で、どちらを優先すべきかを見誤ると、時間も労力もかかってしまい、結果的に遠回りになることもあります。

私はどちらかというと“ゼネラリスト”寄りで、何でも器用にそこそこできる反面、ついつい「自分でやったほうが早いかも」と思いがちです。
いわゆる“器用貧乏”と言われることも少なくありません。

ただ、そんな私でも「苦手を克服する」ことの非効率さや、「得意な分野を伸ばす」ことのメリットを感じる場面が増えてきました。

今回は、その理由を整理してみるべく、苦手克服 vs. 得意特化の比較を5つの視点から検証してみました。
ぜひ最後まで読んでみてください。


検証結果1:達成感の質が違う

苦手克服:

  • ゼロベースから学ぶ楽しさや、新しいスキルを獲得したときの達成感は大きい。

  • 一方、時間とエネルギーを大量に消耗しやすい。途中で挫折する可能性も高い。

得意特化:

  • 得意分野を深めることで、さらに高いレベルのアウトプットが可能に。

  • “好きこそものの上手なれ”という言葉通り、楽しみながら成長できるので長続きしやすい。

「苦手を克服して得られる達成感」は決して小さくはありません。
ただし、“勝負どころ”や“締め切りのある仕事”の場合は、リスクが高いかもしれません。
得意特化なら比較的早めに高品質な成果を出せるので、時間と精神的余裕を確保しやすいのが強みですね。


検証結果2:周囲のサポートの使い方が違う

苦手克服:

  • 人に相談しづらいケースもある(「自分の苦手を知られたくない」「聞くのが恥ずかしい」など)。

  • ひとりで抱え込むと、壁にぶつかったときのストレスも大きい。

得意特化:

  • 苦手なところは得意な人に任せる、頼るという選択肢をとりやすい。

  • 周囲から見ると「お互いの強みを活かせる関係」が作りやすくなる。

私自身、何でも自分でやろうとしがちですが、結果的に上手くいかずに時間もかかってしまうことが多々ありました。
「得意を伸ばす、苦手は頼る」マインドが身につくと、周りも協力しやすくなり、互いに強みを発揮できる環境が整います。


検証結果3:必要な時間とコストが変わる

苦手克服:

  • ゼロから勉強するため、どうしても時間とコストがかかる。

  • 習得したい分野が複数あるほど、エネルギーも分散してしまいがち。

得意特化:

  • ある程度のベースがあるので、成長のスピードが速い。

  • 投資した時間・コストが成果に直結しやすい。

特にビジネスやプロジェクトで成果を求められるとき、「最短で高品質を目指すなら、得意な人に頼るほうが有利」と感じることが増えました。
「苦手を勉強する時間を、もっと得意分野に費やしたら、どれだけレベルアップできるんだろう」と考えるようになってからは、選択と集中を意識することが多くなりました。


検証結果4:競争から共創へのシフト

苦手克服:

  • 「人と同じレベルに追いつこう」という、追いかけ型のモチベーションになりがち。

  • 競争意識が強くなると、人と比べて落ち込んだり、自信喪失したりするリスクも。

得意特化:

  • 「自分の強みを磨きながら、他者の強みと掛け合わせる」という共創型のアプローチ。

  • お互いの得意を組み合わせることで、単独では生み出せない効果を狙える。

自分が得意なところを伸ばし、相手の得意に任せる。
そうすると、競争する必要がほぼなくなるんです。
お互いの強みを活かして「共創」する環境が生まれると、結果的に質の高いアウトプットが期待できます。


検証結果5:長期的な満足度に差がある

苦手克服:

  • 短期的には「やり遂げた!」という気持ちが強いが、長期的には維持が難しい。

  • 得たスキルを活かしきれないと、せっかく克服しても使わなくなることも。

得意特化:

  • 得意なものにさらに磨きをかけるので、仕事でもプライベートでも活躍の場が広がる。

  • 自然と“自分の居場所”や強みがアピールできる場面が増え、キャリア面でも優位になりやすい。

長い目で見たときに、自分の得意分野を磨いておくことは、やはり大きなアドバンテージになります。
得意を活かす仕事を選んだり、人脈を築いたりすることで、生活全体における満足度や幸福感が高まる実感があります。


まとめ:今こそ「得意特化×共創」の時代

「苦手を克服する」ことは決して悪いことではありません。
新しい分野にチャレンジし、スキルを増やしていく体験は確かに素晴らしく、挑戦そのものが成長を促します。
しかし、それを盲目的に良しとするのではなく、

  • 今、本当に必要なスキルか?

  • その努力を得意分野に振り向けたほうが効果的ではないか?

といった視点を持つことが大切です。

私自身、「何でもそこそこできてしまう」器用貧乏だからこそ、苦手分野まで手を出してしまいがちでした。
けれども、得意な人に任せることで結果の質が向上し、かつ自分が得意な領域に集中できるメリットを実感しています。
それは競争ではなく、共創という形で物事を進めるためにも欠かせない考え方です。

もしあなたが今、「苦手を克服すべきか」「得意を伸ばすべきか」で迷っているなら、ぜひこの5つの検証結果を参考にしてみてください。
「そこは頼ってもいいんじゃない?」という一言が、新たな突破口を開くかもしれません。

苦手は任せ、得意を伸ばす。
そして共創の輪を広げながら、より充実した結果を出していきましょう!

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TaK(保育士FPが実践する、我慢せず自分らしく生きる家計設計の専門家) |Farmacy Lab
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