農園かふぅ

長野県上田市・小諸市にて、 完熟堆肥をつくり、微生物や生き物と一緒に農業をしています。 駆け出し農家1年生。 ゆくゆくはコミュニティ農園を運営したい。 移ろう季節を大切にする、畑の記録。 ぼちぼち、マイペースに更新します

農園かふぅ

長野県上田市・小諸市にて、 完熟堆肥をつくり、微生物や生き物と一緒に農業をしています。 駆け出し農家1年生。 ゆくゆくはコミュニティ農園を運営したい。 移ろう季節を大切にする、畑の記録。 ぼちぼち、マイペースに更新します

マガジン

  • 農家の日々のこと

    農家エッセイ。農業をしていて感じる日々のこと、季節のこと、などなどを徒然なるままに綴ります。月一回、不定期投稿。

  • 振り返り

    二十四節気に合わせて畑仕事の振り返りをします 自分の備忘録としても。

  • ブックレビュー(のようなもの)

    農業に関する本を読んでのレビューや実践について書いています。

ストア

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    S.T様専用 季節の野菜セット

    3,000円
    farm kahu
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    A.T様専用 季節の野菜セット

    3,000円
    farm kahu
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    S.T様専用 季節の野菜セット

    3,000円
    farm kahu
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    A.T様専用 季節の野菜セット

    3,000円
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    サルサソースセット

    野菜の旨みを味わえるサルサソースの材料が揃ったセット。 サルサソースは火を使う必要がなく、とても簡単。 セットにある野菜を全てみじん切りにし、レモン汁・塩・こしょうで味を整えるだけ、 一晩寝かせたら出来上がりですのでとってもお手軽です。 自家製サルサソースはタコス・タコライス・ステーキのソース・チーズと共にパンに乗せて、などなど楽しみかた色々です。 セット内容は以下です アロイトマト(大玉トマト)2-3個 青唐辛子 10本 玉ねぎ 3個 ニンニク 1個 ピーマン 2-3個 玉ねぎ、青唐辛子は多めに入っていますので タコライスの具材や、ステーキの付け合わせなどにご利用ください。 ピーマンとトマトの個数は大きさによって変わります。 農園かふぅのインスタグラムでサルサソースのレシピ、青唐辛子の美味しい食べ方などご紹介しています。 @farm.kahuをぜひご覧ください。 ※注文後5日以内に発送いたします。時間指定がある場合はご連絡をお願いします。
    1,000円
    farm kahu
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"実践"を生きたかったから

春を待つ 研修先では、出荷作業のある日の出勤時間は朝の6時半(ちなみに夏場は1時間早い)。家を出るのは6時前で「夜は本当に明けるのだろうか」と心配になるくらいの漆黒。研修先に到着する頃もまだ暗くて、気分もなんだか落ち込みます。 ですが先日、通勤途中に朝焼けが。その時感じた希望と言ったら。 ああ、知らぬまに、春はすぐそこまで来てるのだ…!と嬉しく思いました。 二十四節気でいう今の季節は「大寒」。 一年で最も寒い時期です。 一番厳しい季節、全てが凍てついて生命が香りを失う時期

    • 「終わらせること」は次への一歩

      8月24日は、 荻窪のレストラン、ninifuniでのラストマルシェでした。その日はninifuniさんの最終営業日でした。 私が初めてマルシェに出店したのがちょうど一年前。閉店の日を一緒に過ごせたことはとても光栄でした。 去年の4月、研修の傍ら、自分の農園を始めたとき、勢いで始めたものの販路を全く考えておらず…苦笑 友人であるninifuniの店主さんがお店を五日市から荻窪に移転したあとお店に伺ったときに、何か一緒にやろう!ということに。 あれよあれよとマルシェに出店する

      • 一ヶ月遅れの「春分から夏至の振り返り」

        梅雨が明けてからまだ1週間立っていないのに、あっという間に肌が黒くなっていく…日焼け止めを塗っていても流れる玉のような汗にすぐ流されてしまいます。 昨日から大暑。暦通り暑いです。 それでも早朝はまだ半袖だと肌寒いくらい涼しくて、朝露が降りている畑の風景が大好きです。ひぐらしのなく夕暮れも大好き。 今回は、昼間の暑い時間を利用して、 一ヶ月遅れの「春分から夏至の振り返り」をしつつ、 現在の畑の様子から見えてきたこと・考えたことを書こうと思います。 販促などの振り返りもあるんで

        • 「動いている庭」をつくる

          やっと梅雨入りしたな、と思ったら数日前から猛暑日が続いています。 長野に暮らし始めて3年目、どんどん暑さに弱くなっている気がします。 長野県は、比較的湿度が低く、太陽が少し翳れば涼しい風が吹く。 (日が照っていると標高が高い分、太陽にジリジリと焼き付けられますが…) 特に去年は標高1000mの高原で研修をしていたので、余計、体が暑さになれなくなったのかも。 東京に暮らしていた頃、あの尋常じゃない暑さに耐えていたのが嘘みたい。 最近は、朝5-6時から畑仕事をして、お昼は15時

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        "実践"を生きたかったから

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          食卓に幸せを届ける

          季節は小満🌕 「小さく満ちる」の名の通り、春に蒔いたタネが実り収穫を迎える時です。 文字通り刻々と大きくなっていく野菜たちに驚きつつ、日々嬉しい悲鳴をあげながら収穫しています。 二十四節気を知るということ 約1年前に書いたnoteでは、農家として暮らす中で、季節を4つに分けるのはあまりにも雑だと感じたこと そして、世の中には「二十四節気七十二候」というものがあり、 「農家は昔から季節を72に細かく分けて 咲く花や鳴く鳥などを目印に日々暮らしてきたこと」 を発見し先人の知恵

          食卓に幸せを届ける

          夢の中で、レタスを植える

          今は穀雨。 種を蒔いた後、恵みの雨が降り注ぐ時期🌱 畑の土づくりをする前の雨は、「しばらく畑に入れないじゃん…」とヤキモキしたけれど 種まき・定植後の雨は「いいお湿りだ」とありがたく思う。 恵みの雨は信州に美しい新緑をもたらします。 どこへ行ってもため息をつくくらい美しい景色が楽しめる、 私の大好きな季節がやってきました。 野菜の成長も早く(雑草も)これからは畑から目が離せません。 農家は景色をつくる いい出会いがあった。 上田市にある畑は元田んぼ。周りも田んぼに囲ま

          夢の中で、レタスを植える

          春の畑、春のレシピ

          「春の畑セット」はこちらのリンクから購入できます🌿🌿 暖かくなり、畑で冬を越した野菜たちが採れるようになりました。 食卓に採れたて野菜が並ぶ。 長い端境期を過ごした後は特に、幸せだと感じます。 今日はここ数日のレシピを2つ紹介します🍽️ 野沢菜の菜花とホタルイカの酢味噌和え レシピは簡単。 菜花をさっと茹で 味噌、お酢、砂糖をそれぞれ大匙1混ぜたものに和えるだけ。 ホタルイカは初ものをスーパーで見かけたので合わせてみました。 菜花はオイルとも相性がいいので ニンニク

          春の畑、春のレシピ

          「ひとりでできない」農業

          雪の多い3月。 季節が啓蟄に入ったのを機に畑を起こす気まんまんでいたわたしですが、朝起きたら雪が積もってる…の繰り返しで今に至ります。 今日も雪。春の雪は重く、そして風も伴います。 焦る気持ちと、「いや、焦って無理に作業して、去年たくさん痛い目にあったでしょ」という冷静な心の声が戦っています。 今日は春分の日。 農園かふぅは1歳になりました🌼 1年前のわたしは野菜について、畑について、本当に何も知らなかった。 けれど一つの季節をめぐってひとまわり成長したように思います。それ

          「ひとりでできない」農業

          春はすぐそこ

          雪が降っては溶け、の繰り返しな今日この頃。 合間を見て畑作業をしたいけれど雪が積もると難しいことも多くてヤキモキしながら過ごしています。 3月の予報でも雪マークがちょこちょこ付いている長野県ですが、二十四節気で3月5日は「啓蟄(けいちつ)」。生き物が冬眠から目覚め始める季節で、私がとてもすきな時期。 昨年祖父は意識しているかどうかわかりませんが、啓蟄に入ったその日に畑をトラクターで耕耘していました。だから私も啓蟄は畑を始める目印として強く意識しています。雪溶けるかな。 近頃

          春はすぐそこ

          秋分から冬至の振り返り。ちょこっと来年のお話。

          気づけば年の暮れ。日毎の寒暖差が激しく身体が緩んだりきゅっと縮こまったり。 体調を崩すことの多かったここ最近ですが、昨日仕事納めして、すっかりお休みモードです。 秋分から冬至を振り返って、気づいたことや新しく起こった出来事などをつらつらと書いていこうと思います✍️ 秋分から冬至の気づき野菜に合った土づくり 「夏至から秋分までの振り返り」で書いた土づくりのお話。『馬糞堆肥を元肥として、土を少し休ませてから野菜を育てます。結果はまたお知らせします』というようなことを書いたと

          秋分から冬至の振り返り。ちょこっと来年のお話。

          そんなところで眠っていたのね

          朝は暖かかったのに、昼前から風が強くなり、みぞれが降った2日前。 一日中外で白菜の取り込み作業をしていたら見事に翌日から熱を出しました。 日々忙しなくはたらき過ごす中でたまった疲れと、その日の朝は暖かかく体が緩んでいたこともあって、 久々に体から「ストップ」がかかったよう。 アホみたいに寝て、だいぶ良くなってきています。 そんなわけで、11月の振り返りはゆるゆると徒然なるままに書いていこうと思います。 そんなところで眠っていたのね 農家になってから、 「冬の時期、虫た

          そんなところで眠っていたのね

          畑は名刺

          10月22日、今年の初霜が降りました。 本日24日は二十四節気のなかでは「霜降(そうこう)」。暦通りの気候となりました。 霜が降ると、寒さに弱い植物の葉は、黒く変色して溶けたようになります。 さつまいももそんな植物のひとつ。霜が降りる前日に急いで掘り起こしました。 虫食いもそこそこありましたがよく採れました。 さつまいも好きなので大歓喜👏 朝晩と日中の寒暖差が多い長野県。15℃くらい差があるのは当たり前。 身体がしんどいですが、しんどいのは野菜も一緒。寒さに負けぬよう糖分

          夏至から秋分の振り返り。

          夏、終わった…🥹? 暑さ寒さも彼岸まで、の言葉通り2,3日前からすっと涼しくなりました。 今年の夏は暑くて、長かった… いつもは夏の終わりを名残惜しく感じるものだけど今年に限っては、 「もういい!さっさと行ってくれ!!」の気分🫠 今の時期、すこーしだけ畑の作業が落ち着き、ゆっくり夏の振り返りをする時間がもてました✍️ 夏至から秋分、できたこと 春は数え切れぬほどの失敗を繰り返し、反省点がたくさん。 研修を重ねるにつれ「野菜を育てること」のコツも掴みつつあり失敗を生かした

          夏至から秋分の振り返り。

          夏と秋のあわい

          8月1日、久々の雨がざっと降ってから、嘘みたいに涼しくなった夕方。 それ以降、ぱちっと空気が秋を帯びてきた。 気づいたらトンボがたくさん飛んでいる。 昼間暑い時もあるけれど、陽が隠れるとびっくりするくらい涼しい風が吹く。 7月の、沸騰するような暑さを超えて 秋がどんどん色濃くなっていく。 8月8日は立秋。暦の上では秋なのも納得。 長野ではお盆を過ぎると涼しくなって夏が終わるというけれど、本当にそうだな〜。 今年はなんとなく、夏が終わるのが寂しくなくて むしろ、カボチャや

          夏と秋のあわい

          夏は草とり

          あつい、あつい、日々が続きますね。 わたしは普段標高1000mの高原で農業研修をしているので、 最高でも33℃くらい、カラッと涼しい風の吹くようなところではありますが それでも、毎日滝のような汗をかきながら仕事をしています🔥 梅雨時にたくさんの雨が降り、日差しも強くなってからはとにかく草の成長が早い早い。 感覚的には草取りをして、振り向いたらまた生えてる、と思うくらい。 かふぅの畑は週末にしか行けないので、 1週間前に「よし!きちんと草とれた!」 とおもっても次の週はそれ

          夏は草とり

          春分から夏至。振り返りとこれから。

          夏至を過ぎ、梅雨も中盤。 普段からっとしている信州の空気も、だいぶしっとりジメジメしてきました。今年はいつもに増して蒸し暑い気がする。 夏至もすぎたことだし、春分からの3ヶ月を振り返ろうと思います。 農園かふぅが始まった少し私の自己紹介をさせてくださいね。 私は東京出身で 父の実家がある長野に昨年移住した、 長野歴2年目の新人です(?) 移住理由は、「農家になりたくて。」 長野の祖父が農家なので、地縁があった方が有利だなーと思ったのです。 それと、私は母方が沖縄、父方は長

          春分から夏至。振り返りとこれから。