新年度を迎えて
気が付いたら4月になっていました。先週は私にしてはスケジュールが比較的充実しておりまして、夫とスーパーのレジの店員さん以外の何人かと会って話すことができました。
普段外に出ることもなく社会との接点がない現在、このような機会は大変貴重です。それぞれのフィールドで活躍する友人たちの話はとっても刺激的。会話のため、久し振りに脳ミソをフル回転させたらnoteを書く余裕がなくなりました。と、更新が滞ったことへの長ーい言い訳です。
年度が変わっても私は相変わらずニート生活を続けているので特に何も変化もないのですが、新たな一歩を踏み出す方は多いと思います。新学年、入学、新社会人、新しい部署だったり職場だったり。
みんな頑張れ。たのしいことも、くるしいことも、きみをまってるだろう。ゆめとぼうけんのポケットモ…、いや現実の世界へレッツゴー。
頑張っても空回りすることや人間関係でギクシャクすることもあるけど、それらもすべて自分の経験値になります、確実に。だから安心して悩んだり失敗したりすればいいんです。っと無職の私が上から言うのもなんですが…。
私が社会人デビューの頃は、毎朝の通勤時に必ず決まったクラシック曲を聴いていました。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35です。名ヴァイオリニスト、オイストラフの音源がYoutubeにあったので貼ってみます。ただ、この曲は第1楽章だけでも10分超の超大作なので、気が向いたら作業用にでも聴いてみるくらいがちょうどいいかもしれません。(ちなみに私が好きなのはワディム・レーピンのCD音源です。AppleMusicにはありました)
そっと語りかけるような出だし、そこから何かが始まるようなウキウキワクワクするような盛り上がり、そしてオーケストラがピタッと止むのと同時にヴァイオリンがすーっと入ってくる。旋律がとにかくドラマチックで、15分弱も気付けばあっという間です(個人の感想)。
これを聴くと、期待と不安を抱えて通勤電車に揺られていた頃を思い出します。私にとって、原点とも言えるような、初心に還ろうと思えるような一曲です。
自分にとって今の生活は、確かに年度が変わったからといって特に大きく変化することもありません。しかし、「初心に立ち還るべき」事柄は考えてみればいくつか思い当たります。
結婚後数年経って、夫への態度が何となくおざなりになっていないだろうか。新婚当初のように、家事を積極的に取り組めていない気がする。気のおけない友人に対して、付き合いが長いことに甘えて対応が雑になり、相手に不快な思いをさせていないだろうか…など。
もちろん、ぺこぱの松蔭寺さんのように時を戻す力は私にはないですし、状況があの頃とは少しずつ変化している以上、当時と全く同じ気分で…というワケにはいかないけれど、新たなスタートを切った周りの人達を見習って、私も初心を思い出してひと頑張りしよう!…と思います。とりあえず、ご飯の残りでカピカピになった炊飯器の掃除から。