東京の下町でシェアハウス暮らし
ここ数年で日本でも一般化してきているシェアハウス。
海外でも一般的な少人数のものから200人越えのソーシャルアパートメントと呼ばれるタイプのものまで、様々なタイプが広まっている。
男女別だったり、性別も国籍もミックスだったり、夢追い人専用だったり、100シェアハウスがあれば100の異なる暮らしがある。
ここでは、私が住んでいた少人数のシェアハウスでの体験についてnoteにします。
私が住んでいたのは、23区内にある女性専用一軒家をシェアするタイプのシェアハウス。駅からも徒歩10分以内でスーパー・コンビニ・銀行・郵便局・カフェ・レストラン等々生活に必要なお店は一通り揃っていて、駅からシェアハウスまでの道は夜でも明るく安全。
私が入居していた部屋は、6畳ほどの一人部屋。個室内には、シングルベッド・机・椅子・ハンガーラック・キャビネットが備え付けられてた。他の部屋もだいたい似たようなもので、押入れがある部屋はハンガーラックがなかった。シーツや枕は自分で買い揃えた。
このシェアハウスは一軒家をリフォームしてあるので玄関は一つだけだが、すべて一人部屋で、トイレが二つにシャワーブースがふたつ。ダイニングとキッチンは大きいのがひとつ。洗濯機もひとつ。個人の部屋以外は他の入居者とのシェアとなるが、週にいちど家政婦さんの掃除が入るので掃除当番はないタイプの家。
ここまで読んでいただいて、ドラマに出てくるようなお洒落でキラキラしてシェアハウス生活を想像しているならごめんなさい。
昭和に建てられたリフォーム済みの一軒家はテラスハウスなんかには似ても似つかない現代の長屋です。
私がこのシェアハウスに住んだのも、水道光熱費インターネット込みで家賃が5万円で生活コストを抑えられると思ったから。家具家電も揃っているので初期費用もそんなにかからないし、敷金礼金も普通に賃貸で借りるような金額にはならない(だって月の家賃5万だし)。
海外でのシェアハウス経験があったので、日本で日本人同士での生活なんてなんの抵抗もなく結構快適に過ごせましたが、これからシェアハウスで暮らそうかなと検討中の人の参考になるようにメリットデメリット挙げていきます。
メリットとしては、
・とにかく安い(同じ地域で一人暮らしの友人より月4万程安上がり)
・光熱費等の支払いの管理をしなくていい、気にせず使える
・水回りのお掃除をしなくていい
・入居時にかかる初期費用を大幅に抑えられる
・宅急便をシェアメイトが受け取っておいてくれる
・ご飯作りすぎた時におすそ分けし合える
・おはようやおかえりと言ってくれる人がいるので寂しくない
・でも個室なので個人の時間、スペースは確保されている
シェアハウスに住んでいた当時手取り20万くらいの経済力しかなかったからとにかく生活コストの安さは本当に助かった。
普通の一人暮らしだったら、毎月の奨学金の返済や度重なる友人の結婚式でなかなか貯金や自由に使えるお金が捻出できていなかったんじゃないかな。
同じ最寄り駅でワンルーム一人暮らしをしていた友人は私よりも月4万円程を住むためだけにプラスで払っていた。
また、共用キッチンが広く料理がしやすかったので毎週末作り置きをして食費も抑えられた。掃除にかける時間も自室のみなので、余暇の時間も増えた。
シェアメイトは年齢も業種も異なる人たちで、もしシェアハウスを選んでいなかったら出会えなそうな人たちとの交流がもてるのは経済的メリット以上のメリットかもしれない。実際転職の相談や恋愛相談もしあったりして、友人とも家族とも同僚とも違うけど話す相手が家にいるっていいなと感じていた。
デメリットは、
・シャワーやキッチンの共用が苦手な人には辛い
・生活音は一軒家なのでそれなりにする
・共用スペースが使用中や混む時間は待たざるを得ない
・シェアメイトによってはストレス増える
・私の住んだシェアハウスは友達や彼氏を泊めるのは禁止
・荷物が多い人には向いていない
私が住んでいた家は、最大8人が入居できるシェアハウスだったのだが、入居者の中には月の半分程度しか住んでいない人だったり、倉庫としてかりているひとっだったり、あまり家にいない人もいたので実質5〜6人で各共用スペースをシェアしていたので、待ち時間や譲り合いもそんなに発生しなかった(気がする)。
一時期、キッチンで個人のお箸やお皿がなくなるという事件が起きていたが、普段からコミュニケーションとっていたシェアメイトとの会話からすぐに犯人が特定され、大家に即通報からの退去となっていた。シェアハウスあるあるの「勝手に使われる・盗まれる」は入居者のモラルの問題なので、こればっかりは運なのかなーと。普通の一人暮らしだったら絶対起きないトラブルではあるが、私もこの時だけしか経験していないので滅多にないこと(と思いたい)。
東京でシェアハウスに住んでみて、個人的にはメリットの方が大きかった。
特に経済的メリットがデカかった。安月給で奨学金の返済しながら貯金もできるくらいの余裕ができた。
経済的に余裕がもてると精神的にも余裕ができるから多少のシェアハウスのストレスも耐えられた?んじゃないかな。
もっともシェアハウスの経験があったからそこまでストレスもなく適応して生活できたっていうのもあるけど。
はじめに書いたように、100シェアハウスがあれば100のタイプがあると思うので私の体験を参考にして、自分にとってのベストなシェアハウス生活をみつけてもらえたら嬉しいです。
自分の頭なのかに置いておけないことをメモするために書いておく。書いておいて忘れてるかも。