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長谷川武次郎カレンダーに描かれた日本の夏の風物詩
ちりめんカレンダー 長谷川武次郎 / 浅妻徳次郎 『日本の通りの風景12か月:1903年カレンダー』 第3版 明治32年(1899年) 東京刊
Hasegawa, Takejiro / Asatuma, Tokujiro, Monthly Changes of Japanese Street-Scenes, Calendar for 1903, Tokyo, 1899. <R23-104>
<19x13.7cm, [24pp], original Japanese double folded crepe paper in Japanese string binding, top part creased, top of spine chipped>
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日本の月毎の伝統的な風景、風物詩、祭りの姿を描いた1903年カレンダーです。7月は、7月最終土曜日に行われる隅田川の花火大会の風景が描かれています。
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享保18年に飢饉と疫病の流行が原因による死者の慰霊と悪霊退散のために、8代将軍徳川吉宗が花火を打ち上げたことを起源とする隅田川の花火大会。実際には、長谷川弘文社がカレンダーを発行していた時期である明治後期から昭和初期にかけて、様々な言説が組み合わさってこの「伝承」が誕生したといわれています。
長谷川のカレンダーもお土産品として、海外へこの東京の年中行事にまつわる「伝承」を広めることに貢献したのではないかと予想されます。
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