History Commons : Frank Leslie’s Weekly ヒストリー・コモンズ フランクレスリーズウィークリーコレクション(極東書店総代理店商品)
Coherent Digital History Commons とは?
搭載されているすべての歴史文書を横断的に検索する機能をはじめ、高速ユーザーインターフェイス、索引の充実化、文書内データのエクスポート機能、ブーリアン検索や近接検索を含むサーチツールの強化などを実現し、一次資料を活用した研究の促進に貢献する新しいプラットフォームです。
History Commons プラットフォームの特徴
高度検索:部分一致検索、ステミング検索(語幹でのマッチング)、ブーリアン検索などの高度な検索が可能
フォロー&アラート:個々のトピック、人物、または組織をフォローし、アラートを受信することが可能。
表検索&ダウンロード:コンテンツ内から表だけを検索、csv形式でダウンロード可能
ディスカバリー連携:Summon、EDS、Primoなどの主要なディスカバリーシステムと連携
History Commons North Americans Collections 北アメリカ歴史資料コレクション(極東書店総代理店商品)の一部です
北アメリカ歴史資料コレクションはほかにも多数ございます
https://note.com/fareasternbks/n/n3e356ce79e8d
Frank Leslie’s Weekly
Frank Leslie's weeklyとは
フランク・レスリーズ・イラストレイテッド・ニュースペーパー(後にレスリーズ・ウィークリーと改名)は、アメリカ初のイラスト入り新聞でした。
Frank Leslie's Weeklyは、1855年にFrank Leslie's Illustrated Newspaperとして創刊されました。イラストレーションは、読者に初めて時事問題のビジュアル記事を提供し、新しい種類の魅力的で没入感のある体験を作り出しました。
南北戦争から米西戦争に至る主要な出来事を描いた詳細な版画が、当時としては驚異的なスピードである2~3週間で入手できるようになり、イラスト入り記事は、テレビや写真が普及する前の時代に大衆にビジュアルイメージを提供、そして世論に大きな影響を与えました。
当時、文芸・ニュース専門雑誌として創刊され、時代の時流を捉えた文学、芸術、社会動向など、アメリカ文化に関する記事を大衆に提供していました。 週刊の美術特集や、音楽、舞台、美術、スポーツ、連作小説を含む文学に関する特集も組まれていました。
レスリーの制作スピードに匹敵する出版社はなく、そのため彼は、ニュースを写真で紹介することを喜ぶ識字率の低い読者から、芸術やスポーツの報道に惹かれる洗練された購読者まで、幅広い読者を獲得したのでした。
また、この雑誌は女性の権利を積極的に推進しました。フランク・レスリーの2番目の妻ミリアム・レスリーは、彼の死後雑誌を引き継ぎ、彼女の指導の下、雑誌は婦人参政権やその他の女性の権利問題を推進するプラットフォームとなりました。
70年以上も命脈を保った『フランク・レスリーズ・ウィークリー』は、この種の出版物の中で最も長く続いたもののひとつです。そのことこそ、この雑誌がアメリカのジャーナリズムに与えた影響と役割を物語っています。
米国国内ニュース
ヘイマーケット事件を引き起こした労働組合員への襲撃に関する驚くべき証言や、1906年にオハイオ州スプリングフィールドで起きた人種暴動の写真、コロンビア博覧会についての記事など、フランク・レスリーでは様々なトピックが扱われていました。下記はその例です;
国際ニュース
フランク・レスリーは、その記事-いささか粗野かつ俗っぽく、時には現実離れしている-で、何十万人ものアメリカ人が見たこともないような外国の事情について紹介しました。
特にヨーロッパ関連の記事は人気があり、様々な君主制、政治的陰謀、少数民族の動向、アメリカやカナダへの移民、工業化、経済や金融の浮き沈みなどを報道しました。
また、アジアとラテンアメリカも好んで報道された地域だが、世界各地の大英帝国、南アフリカでの戦争、中国での自然災害や飢饉、アメリカ貿易の拡大、アフリカでの植民地帝国の台頭などを取り上げた記事も多くみられます。
著名な挿絵画家
ノーマン・ロックウェルは、キャリアの初期に書面に多くの表紙や挿絵を提供
Winslow Homerが同誌に提供した初期の仕事、特に南北戦争の描写
「アメリカ漫画の父」と呼ばれ、政治漫画で知られるThomas Nastの作品
James E. Taylorは南北戦争中、『フランク・レスリーズ・ウィークリー』誌の特派員画家を務め、戦闘、キャンプ、戦時下の日常生活のスケッチやデッサンを寄稿
Joseph Beckerは専属画家で、南北戦争戦線から多くのスケッチを寄稿した。後に同誌の主任画家となる
芸術家であり音楽家でもあったHenry Worrallは、特にアメリカ西部の生活を描いたイラストで知られる
著名な寄稿者
「若草物語」の著者、ルイザ・メイ・オルコット
著名なジャーナリスト、Helen Worden Erskine
風刺作品「悪魔の辞典」で知られるアンブローズ・ビアス
有名な小説家ナサニエル・ホーソーンの息子で、自身も作家でありジャーナリストであったJulian Hawthorne
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