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"東洋の宝石"と称されたライト館の様子を写した帝国ホテルのパンフレット

『彩色挿絵入帝国ホテル』 1920年代 東京刊
The Imperial Hotel. Tokio, 1920s. <R14-430>
First Edition. 11.7 x 15.2cm. Oblong ribbon-bound illustrated wrappers, 10 colour photo illustrations of the interior and exterior views

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「東洋の宝石」最終ページ解説

1890 年開業の帝国ホテルの初代本館に続いて1923年7月に完成した通称ライト館は、フランク・ロイド・ライトによって設計、着工されたもので「東洋の宝石」とも称されました。

中庭

完成直後に発生した関東大震災にも第二次世界大戦時の空襲にも耐えたライト館は惜しまれつつも1968年に取り壊されますが、玄関部分だけは愛知県の明治村に移築保存されています。

客室

歴史が証明した優れた耐久性を有する構造設計のみならず、本パンフレット冒頭でも歌われているように、単なる西洋建築でも日本趣味でもなく、東西文明の理想像を融合させた建築物として高い評価を得ていました。

大宴会場

本パンフレットは、恐らく開業直後の1920 年代に帝国ホテルによって作成されたものと思われ、当時のライト館の面影をカラー写真で見ることのできる大変貴重なものです。

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