日本SF大賞 2021
日本SF大賞の受賞作品と候補作品集めました。
日本SF大賞とは・・・
メディアを超えて、最も優れたSF分野の業績を選び出して毎年している賞です。
※ 他の年はこちらです
2022年:https://note.com/fantasybookstore/n/ndb54c9e618ab
2023年:https://note.com/fantasybookstore/n/ne2533f9f3ad5
大賞受賞
歓喜の歌 博物館惑星Ⅲ
地球の衛星軌道上に浮かぶ巨大博物館〈アフロディーテ〉は、創立50周年を迎えようとしていた。新人自警団員の兵藤健は、同期で総合管轄部署〈アポロン〉配属の尚美・シャハム、情動学習型AIの〈ダイク〉らとともに、日々の警備任務にあたっていた。いよいよ50周年記念フェスティバルの夜、健は国際的な贋作組織の摘発に臨むのだが──。『永遠の森』『不見(みず)の月』に続く《博物館惑星》シリーズ第3作。
星系出雲の兵站
人類の播種船により植民された五星系文明。その主星である出雲は、人類外の無人衛星が発見された壱岐星系への介入を決定するが……。
候補
タイタン
今日も働く、人類へ
至高のAI『タイタン』により、社会が平和に保たれた未来。
人類は≪仕事≫から解放され、自由を謳歌していた。
しかし、心理学を趣味とする内匠成果【ないしょうせいか】のもとを訪れた、
世界でほんの一握りの≪就労者≫ナレインが彼女に告げる。
「貴方に≪仕事≫を頼みたい」
彼女に託された≪仕事≫は、突如として機能不全に陥った
タイタンのカウンセリングだった――。
アニメ『バビロン』『HELLO WORLD』で日本を震撼させた
鬼才野﨑まどが令和に放つ、前代未聞の超巨大エンターテイメント。
時のきざはし 現代中華SF傑作選
本邦における中華SF紹介の第一人者たる立原透耶氏が、数多ある短編作品から十七篇の傑作を厳選。
劉慈欣と並び「中国SF四天王」と称される王晋康、韓松、何夕の三大家をはじめ、台湾SF界の長老・黄海から、ハードSFの江波、詩情に満ちた作風の潘海天、清朝スチームパンクの梁清散ら中堅・ベテラン作家、日本でもおなじみの陸秋槎、さらには糖匪、昼温ら、若手・女性作家の作品までを収録。
日本SFの臨界点
『なめらかな世界と、その敵』の著者・伴名練が、全力のSF愛を捧げて編んだ傑作アンソロジー。恋人の手紙を通して異星人の思考体系に迫った中井紀夫の表題作、高野史緒の改変歴史SF「G線上のアリア」、円城塔の初期の傑作「ムーンシャイン」など、現在手に入りにくい、短篇集未収録作を中心とした恋愛・家族愛テーマの9本を厳選。それぞれの作品への解説と、これからSFを読みたい読者への完全入門ガイドを併録。
100文字SF
Twitterで発表された約2000篇の【ほぼ百字小説】から200篇を厳選。たった100字で無限の時間と空間を創造する、まったく新しいSF。
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