Shining light
水の底に沈んでくような
暗く 静かな 僕の世界
息を潜めて ただ密やかに
抗わず 流れに逆らわずに
寂しいとは思わなかった
独りに慣れていたから
温かさなんて知らなくていい
独りなら感じることもないだろう
そんな僕にも届く光はあって
キラキラ 綺麗で
手を伸ばしてみたりはするけれど
本当に触れようとは思わずに
浮上するつもりはないよ
だって僕には眩しすぎる
その輝きは 僕の瞳を奪う
深海の底から見上げるくらい
そのくらいが ちょうどいいんだ
大切なものは持ちたくないよ
失うことが怖すぎる
君と出逢えば きっと幸せだろう
でも それ以上に別れが辛くなるから
明日からもずっと見上げてるよ
遠くでも見える 君の輝きを…
*end*
(それは目が眩むほどの光で。
この手には到底掴めない尊い光。)
お読み頂きありがとうございました。
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