ロマンチスト


前に何気なく話してくれた
君の初恋の人を見かけたよ
優しそうな瞳で柔らかい笑顔だった
何故か自分と比べてしまったりして

こういう人がタイプなのかもと
注意深く見てしまったけど
外見なんて ただの飾りだ

君を想う気持ちの強さなら
きっと誰にだって負けてないんだ
その自信はあるんだけど
伝える勇気がまだないんだよ

もう少しでいいから
君の時間を僕にちょうだい
そして僕をたくさん知ってよ
僕がどれだけ君を好きかも気付いて


過去の恋人や理想の恋人なんて
気にしだしたらキリがない
大切なのは今の君を
誰より大切にできるかどうか

小さな嫉妬心が
無くなるわけじゃないけど
今 君のそばに居ることを誇ろう

何度も笑い合って
時には泣き顔も見せてくれた
うまく慰められたかは分からないけど
僕を頼ってくれて嬉しかったんだ

君のことを沢山知れた気がして
盛大な勘違いすらしてしまいそうさ
それでも僕は小心者で
こんな事でもなきゃ勇気も出ないから
勘違いを信じて言ってしまおうか
この想いの全てを…


もしも君が寂しいなら
いつでも僕を呼んでほしい
どこにいたって駆け付けるから

そして我儘が許されるなら
僕に君を愛させてほしい
誰よりも深い愛情で
君を守りたいんだ  ずっと…


*end*



(寝ても醒めても君ばかり。)
お読み頂きありがとうございました。

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