Painful
あの日できた傷が
いつまでも癒えなくて
臆病な私は
背中を向けてしまった
もう一度…だとか
次こそは…だとか
そんな言葉も耳をすり抜けて
しゃがみこんで小さくなる
ゲームオーバーでかまわない
なのに どうして
私なんかに構わないでよ
もう裏切られたくないの
期待なんてしたくない
あの日の傷痕がまだ
かさぶたになってないのよ
嫌がる私の手を取って
立ち上がらせようとする
あなたを信じていいの?
まだ決心はつかない
歳を重ねるたび転ばなくなって
痛みにどんどん弱くなるの
大人ぶってはいるけど
誰だって傷つきたくない
そんなに強くないのよ
“もしもまた同じ傷を負ったら”
なんて考えるだけで
一歩も進めなくなる
リトライなんて夢物語
なのに どうして
私なんかに構わないでよ
過去の失恋にとらわれて
雁字搦めになっているの
本当はずっと叫んでた
臆病な私を連れ出して
怖がる私の手を取って
一緒に歩こうとしてる
あなたを信じたいのよ
心の迷いを消し去ってほしい
*end*
(信じることが怖いの。)
お読み頂きありがとうございました。
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