ノスタルジー


もう二度と
会うつもりなんてなかった
嫌いだからじゃないよ
好き過ぎたから

あの頃の僕じゃ
到底抱えきれないくらい
君の事ばかりで
そんな自分が怖かった

だけど今は
そこまで好きになれる人がいるって事
それだけでも素晴らしいと思うから

だから会わないようにしてたのに

久しぶりに会った君は
昔と変わらず綺麗で
一気に感情が巻き戻ったんだ

本当は会いたかった
ずっと僕の君でいてほしかった
そんなわがまま今更だと思うけど
どうしても言いたくなるから

会いたくないって願ってた
君を困らせたくはないし
大人になって
傷付きやすくなった心が
君に拒まれることを恐れたんだ


*end*



(目が合うと動けなくなる。
君になんて言えばいいのだろう…。)
お読み頂きありがとうございました。

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