夢ならば
もうすぐ明けそうな夜の終わりに
ふと君の顔が浮かんだ
特別ヘコんだ訳でもないし
寂しい訳でもないのに
顔に似合わず柔らかな声が
聞きたくなったよ
最近忙しくしているから
すれ違ってばかりだけど
心はこんなに近いから
ほら 目を閉じれば会えるさ
夢ならば「会いたい」って言えるのに
どんな時も我慢なんてしなくていいのに
現実は容赦なく時を奪うから
一人 目を閉じるよ
夢ならば その手を離しはしないよ
普段言えない我儘だって聞いてあげるさ
柔らかな日差しに呼ばれるまでは
君と夢の中で幸せに浸るよ
*end*
(布団から抜け出せないセンチメンタルな季節。)
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