中国の新型肺炎、新型コロナウイルスによる死亡例が北京で確認されました
中国内陸部の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの肺炎は、27日に北京で初の死亡が確認されるなどし、死者が106人に増えた。発症者は4515人に上っている。
下の図は、27日時点での中国での感染状況を行政区分ごとに表したもの。武漢(Wufan)のある湖北省(Hubei Province)では1400人以上の感染者が出ている。
インペリアル・コレッジ・ロンドンで公衆衛生を研究しているニール・ファーガソン教授は、約10万人が感染しているとの見方を、英紙ガーディアンで述べた。
急性呼吸器感染症を引き起こす、新型コロナウイルス。現在も治療法はなく、ワクチンも開発されていないという。
今回、北京で初の感染死亡例が確認されました。何か新たな動きがあるかも知れません。中国は”面子(メンツ)”をかけて急ピッチでワクチン開発を進めることでしょう。
私の北京に住む友人は、毎年、春節の前に南国のリゾート地に移動します。彼の周りもまた、郷里の家族を呼び寄せ、家政婦、ベビーシッターを連れて大所帯で海外の高級ホテルに滞在します。
春節の大移動を狙った「バイオテロ」と思われがちですが、ソダーバーグ監督の映画『コンテイジョン』を観て、デマや不安を煽り立てる報道にも気を付けたいものです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?