第3回「昔は苦手だったこと」
きょうも雑談マンにテーマを決めてもらう。
雑談マン:https://zatsudanman.com/
またルーレット頼りかよ、と言われそうだが、当アカウントでは「まずは拙くてもいいから毎日更新すること」を目的としているので、頼れるものは頼ってどんどん書いていくよ!
結果は……
「昔は苦手だったこと」
すぐに思いついたのは、食べ物関連である。
自分はなぜか大人になって苦手・嫌いな食べ物が急に激減し、日々「何かを食べる」ことでそのことを何度も体感しているからである。
正しくは「こと」というよりは「もの」だが。まあいいや、食べ物でいきます!
かつて父にこのことを話したとき、父は「酒を飲むようになると好き嫌いが減る」説を唱えていた。
わたしは、「大人になると良くも悪くも(特定の)味覚が鈍るからではないか」と考えている。例えば、自分は子どものころ「辛いから」という理由で茄子が苦手だった。今ではどう辛かったのかすら思い出せないし、なんなら好きな野菜トップ5に入る。
大人になること(加齢)のみならず、一時的または慢性的にアルコールが加わることで、さらに味覚が鈍るというのは少しありそうだ。だから父の唱える説は一理あると思う。
「鈍ること」は悪いことばかりではない。少なくとも食事の好みに関しては、今のほうが断然豊かになった(健康かどうかというのは、また別の話になってくるが)
味とは別の理由で、子どもの頃に苦手だったものもある。それはハンバーグである。
「子どもの好きな食べ物」で上位に来るであろうこの食べ物に対して、当時のわたしはほぼ食わず嫌い状態であった。
ハンバーグとはつまりミンチをこねて成形したものだが、子ども心に「一度ひき肉にした(バラバラにした)ものをまた集合させる」ということにどうしても納得がいかなかったのである。ミートボールやハンバーガーに対しても、同じ理由でほぼ食わず嫌いであった。ちなみに、オムレツの具のバラバラのひき肉は大好きだったので、「納得がいかない」ただこれだけであった。
そう言ったところで、さすが「子どもの好きな食べ物」上位人気なだけある。これらを食べる機会はそれなりにあり、しだいに少しずつ食べるようになった。そしていつの間にか完全に克服した。今となっては特にハンバーガーを愛好し、グルメハンバーガーめぐりをする程度には好きになった。
食に比較的関心が薄い人間にもかかわらず、である。
その他には、好物とまではいかなくても「苦手・嫌いな食べ物」から「好きというわけではないけど、食べられないことはないもの」に昇格したものがたくさんあるが、ここでは割愛する。
このハンバーグのエピソードを思い出すたびに、「本当に自分は納得がいかないことに対して拒否反応を示しがちだな」と思う。これは、金銭が関わってきても同じであることを、会社員になってから体感することになった。
どんなにお金をもらえても、他にやることがなくても、「これやる意味なくない?」と思わされるような仕事に対してすごくストレスを感じるのだ。
そして残念ながら、そういう仕事のほとんどは、後にハンバーグにならないことを学んだ。
とはいえ、それでもやらなければいけないように見える「納得できないこと」というのはある。そういうことは、うまく立ち回って避けるようにするか、あえてきちんと向き合ってハンバーグにできるかどうか見極めなければならない。
ああ、ハンバーガーが食べたいな。
おわり