「小室哲哉か？よし、行ってこい！」葉月さん②

⑧一番好きな曲を教えてください。
(第1話からの続き)

(「Whatever Comes」の)シングルは、今、段ボールの中にいます。圧に負け過ぎて聞かなかったらどうしよう(笑)。せっかくシングルも出て、「ツアーやります！」ってなったから、聞かなきゃまずいな、って。
いや、聞きます！金谷さんに誓う！聞くわ！ちゃんとライブ行く前に聞くわ。じゃないと一生聞かなさそう。私に(TMの曲を聴いて楽しむ)時間をください(笑)！

それでもまだ、CD(の音源)は持ち歩けるから良いんだけど、ライブの映像とかも買うんだけどさ、一回(ライブで)見ているからっていう訳でもないんだけど、DVDもブルーレイも、ダンダンダンって積み上がってる。全然見てない(笑)。

職場にB’z好きの先生(ドクター)がいて、この間もWOWOWかな。「(「FANKS intelligence Days」の)ぴあアリーナ公演、やるみたいですけど、録画しますか？」って(声をかけてくださって)。
速攻で「お願いします！」って言って、(録画映像を)もらったんだけど、それすらまだ見れていない。

その先生は元々洋楽が好きで、そこからB’Zに行ったんだけど、松本孝弘の件(TMのサポートだったこと)があるから、わざわざ電話をくれて。最近LINEを交換したから、お礼を言って。
 
「先生、この間は録画、ありがとうございました。(映像を)円盤に落としておいてください。」って言ったら、もう、すでにでき上っていて。「バッチリです！もう、すでに落としてあります。あとは渡すだけです！」って。「先生、マジでありがとう！」って。

金谷：素晴らしいです！院内(職場)の力を借りられるって素敵ですね。

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⑨一番初めに行ったライブを教えてください。

葉月：一番最初に行ったのが、高校生の時の「EXPO」。横浜アリーナであったやつ。自分でチケット取っていないんだよね。
その時は、母のいとこがすごい歳が離れていて、私と1個しか違わないんだけど、なぜか当時FANKSで。

(そのご親戚は)途中でジャニーズに転がっていったんだけど、当時、たまたま「TMが好きなんだ。」って話しているところを聞きつけて。
「(TMのライブに)行ったことがないから、行ってみたんだよね。」って言ったら、一緒に行かないのに、私の分と中学の同級生だった子の分を取ってくれて、行ったのが最初。

金谷：ご親戚にFANKSがいるってすごいですね！生のTMはどうでしたか？

葉月：いやぁ、良かった！席は上の方。ファンクラブじゃなくて、鎌倉のぴあか何かで並んで買った、って後で聞いて。そこからは全然行けてなくて。
学生だったし、高校も看護学校に行っちゃったから、それどころじゃなくて、ずっと。最初に行ってから次に行ったのはいつだろう？っていうぐらいずっと空いて。その間に(TMは)終了しちゃうしね。

とりあえず、終了は本当にびっくりして。Mステに出て、あれは録画して何度も見ちゃ何度も泣いてた。(「EXPO」の)ライブに行ったのが高校の時で、「ラスグル」が高校3年生。5月だったから3年生になってすぐじゃん。受験だから行ける訳もない。休める訳もなく。

でも、それでもやっぱり、DVDとか販売していたCDとかはずっと残るし、だからずっと聴いてた。あと、「SPIN OFF」にちょこちょこっ行っていて。その後、2012年の「インキュベ」からずっと行っているんじゃないかな。大人になったから。
(30周年)はビックリ。「え？やるの？」って。仕事もしていたけど、「行く！」って言って。「大人になって、お金があるってすごいことだな。」じゃないけどさ(笑)。

「EXPO」は、確か(FINALの)ツアータイトルが「CRAZY 4 YOU」だったよね。出だしが「CRAZY FOR YOU」だったじゃん。 (会場が)「キャーッ！」ってなっていて。
あれ、高校生だったからさ。今、自分も大人になって見ているけど、あれはね、学生が見る物じゃない(笑)。今、冷静になってみれば、大人はやっぱりこういう感じ？って言うのかな。ちょっと語弊がありそうなんだけどさ。いやぁ、あれはすごかった！

その当時は高校1年生とか2年生とかで、「大人ってこういう駆け引きをしているのかぁ。」って。なんか間違った方向性をインプットされんたんじゃないかって。大人になってから考えるとね(笑)。
だって、高校生はそんなことしないじゃないですか。健全なお付き合いじゃないですか。ましてや女子校だったから。女の子でワチャワチャしている感じとか、ボーイッシュな女の子にキャーキャー言ったりとかはあったけど、またそれとは違う世界観じゃないですか。

だから、ライブ行って何の曲が残っているかって、あの「CRAZY FOR YOU」が一番ね(笑)。めっちゃあれがすごかった。いろんな意味ですごかった！ウツ担のお姉さま方があれを(ウツと)やりたいのは分かる！ぜひ、やっていただきたい(笑)。

初めて行ったライブだし、小学校5年生くらいから見てきた人たちを高校生になって直接見て楽しかったし、嬉しかったんだけど、でも、強烈だった、「CRAZY FOR YOU」が(笑)！
当時の映像を何かで見た時にも、みんなの「キャーッ！」がすごかった。「これを黄色い声援って言うの？」って。お姉さま方は偉大だっていうのをすごい感じて。

ピアノを自分がやらなかったのもあって、哲っちゃんがピアノを弾いてるのを見て「カッコいいお兄さんがいる！」っていうのがあったから、ピアノソロとかは好きだったし。でも、やっぱり、「CRAZY FOR YOU」のあれには勝てない(笑)！中学生じゃなくて、まだ、高校生で良かったな、みたいな。

(看護の)高校って学区が無かったから、いろんな中学からいろんな人が来るから、自分の地元以外のこととかも知って。昔から横浜に住んでいる子とかはまた、考え方が違って大人で。そういう子からいろいろな話を聞いて、(「EXPO」のライブに)行っているから、「ああ！大人の世界だ。」みたいな。すごいライブだと思った。

金谷：伝説のEXPOピアノもいまだに話題で、先日も(「ピアノグランバザール2023」で)展示されていましたけど。

葉月：本当にね。買った人がいたら、見せてほしい。でも、ダメだ！やっぱり「CRAZY FOR YOU」には勝てない！「CRAZY FOR YOU」に始まり、「CRAZY FOR YOU」で終わるからね(笑)。だって、最初「CRAZY FOR YOUⅠ」で入って、しばらく(他の曲を)ずっとやって、「CRAZY FOR YOUⅡ」があって、「CRAZY FOR YOUⅢ」があるんだもん。

「THE POINT OF LOVER’S NIGHT」の辺も好きだけど。やっぱり、全部「CRAZY FOR YOU」に持ってかれる(笑)。「Get Wild」もやっているんだけど、でも、ダメ。(「CRAZY FOR YOU」)に間違った大人像を植え付けられて。破壊力が(笑)。いろんな意味で濃いライブだったよ。

(第3話へ続く)

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