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「木根さんは、金沢に必ず来るから、ありがたい。」みつさん③

⑨一番初めに行ったライブを教えてください。
(
第2話からの続き)

みつ
:次は、さいたまスーパーアリーナ(の「FINAL MISSION」)。ここでやっぱ2曲目が「Children of the New Century」。「この曲やるんだ!」みたいな。そして、「CAROL」が入って、「一途な恋」ですよ! ここも初めて。
「結構、(自分が)よく聞いていた曲をやってくれてる!」みたいな。ホールツアー(「QUIT30」)が始まるまでは、大体やる曲って、ほぼほぼ似たり寄ったり。みんなが知ってる王道のやつが多かったのかなって。

金谷:ここで初めて「CAROL」を生で聞かれて、いかがでしたか?
みつ:初「「CAROL」というか、もう、TMそのものと出会った音に圧巻されているっていう状態で。その次からホールツアー(「QUIT30」)が始まるのかな。この時は、福岡と仙台と(東京国際)フォーラムに行きましたね。
仕事の絡みで富山に住んでいたんで、仙台には、夜行バスで行きました。福岡は、(金谷が運営していたFacebookのFANKS)コミュニティの集まり的なところで行きました。福岡初上陸。(コミュニティで) 仲良くなって、いろいろと「TK隊」じゃないですけど、そういうのもできて(笑)。

金谷:(「TK」という文字で哲っちゃんの応援をしている)「TK隊」ができた経緯を、ぜひお聞かせください。

みつ:要は、よく仲良くしている友達と一緒に行こうっていう感じになって、誘われたっていうところがあって。
 
金谷:SNSでお見掛けすると、結構何人かでやっていらっしゃいますよね。グラスで「TK」の形を作ったり、マスクに「TK」って書かれていたり。


みつ:一応、4人かな。元々は「チケットを取ったんだけど、行けなくなったのでどう?」って言われたのがきっかけなんですよ。関西の3人のFANKSと結構仲良くしていて、「(大阪のBillboardに)行きましょうよ。」って。最初はその中にBillboardの会員になっている人がいたので、真ん中のセンター(の席)を取ったっていうところがきっかけ。
(「TK」の文字を作ると、哲っちゃんも)めっちゃ喜んでくれているみたいですね。行かない時は、「あれ?今日はいないの?」みたいな感じで言われたらしいです。結構、認知というか先生も知っていてくれて。

ちょうどその時って、先生が復活するっていうところのタイミングで、秋元さんからの依頼で、たぶんSKEの曲を作っている(頃の)はずなんですよ。木根さんも10曲出して5曲採用されたって。(木根さんは)作り貯めていた物を出した、って木根さんのライブの時に聞いたんですけど。
いろいろ聞くところによると、哲っちゃんと木根さんが作ったプログラムで、小室さんが駐屯してやっているっていう話だけど、実際話を聞いてみると、ウツも絡んでいます。
哲っちゃんがSKEの子たちに、「好きな歌を歌って、送り返して。」って言ったらしいんですって。そこで、それぞれのみんなの声質とかそういったものを聞いた上で、先生の感覚だけでは(メンバーの)歌振りまで決められないところがあって、それで、ウツが「この子はこんな感じだね。」とかって絡んでいる部分があるのと、あとはSKEのチームSのドキュメンタリーなんですけれども、先生からリーダーに渡した手紙の中に、「小室哲哉、木根尚登、宇都宮隆、TM NETWORKで作った曲です。」っていうことを手紙にしたためています。
だから、ボーカル的なところはウツが1枚絡んでいるんだろうなって。
 
今は(TMから)いろいろ派生して、先生のサウンドじゃないけれども、いろいろ聞いたらちょっとハマってしまっている、というのが現状ですね。

金谷:SKEにも3人で曲提供やプロデュース的なことをなさっていたんですね。ちょっとまた、TMに戻りますけど、「QUIT30」で特に印象に残っていることってありますか?
 
みつ:いや、本当にTMのウツの声、木根さんの演奏、先生のサウンドっていう、そこでしかない。その3人がしっかりサウンドさえやってくれていたら、「行けるところは行くよ!」みたいな感じなんで。
曲だと、やっぱ盛り上がるのは「Self Control」かな。一番かな、と思います。アレンジが効いていた。その時に叫びまくった記憶があります。

(その後の)「HUGE DATA」は、神戸に行っているのは間違いないんです。あとは、「30 th FINAL」の横アリ(横浜アリーナ)ですね。ここら辺は、定番というか。「JUST ONE VICTORY」からの後半、「We love the EARTH」とか「あの夏を忘れない」とかが良かったですね。聞けて良かったな、って思いましたよね。「Get Wild」とか「Be Together」とかこの辺は、最後に向けての盛り上がりのセットみたいな感じですよね。

これが終わった辺りから、ウツソロとかに行き出したかもしれない。木根さんのツアーは、行けるところには毎年行ってた。必ず北陸はやってくれるので。付き人さんが石川の出身なんですよ、「木根のとなりの人」。なんで、キネソロは金沢に必ず来るから、ありがたいんですよね。
それと、「SPEEDWAY」の時のドラムの人が、石川で楽器屋さんをやっているんですよ。その人は必ずゲストで来ます。 ウツソロも1回、金沢でやっているんですよ。その時もそこから音響設備とかそういった物を借りているっていう。 なんか、その時はニシケンも金沢出身なんで、その絡みもあって石川でやったっていうのはありましたね。
 
金谷:TMはなかなか石川には来ないですものね。

みつ:今回(の「STAND 3 FAINAL」)、新潟に来るじゃないですか。それを考えると、ほんと、日本海側って来ないんですよね。新潟(Day30)に今回張ったから、「おーっ!」とは思いつつも、交通事情が厳しいな、と思って。
そう考えると、地元近くで木根さんが来る、やってくれるっていうのは非常に大きいです。この間も、私の友達の連れで、TMのファンだけれども、ライブに1回も行っていないっていう子がいたから、「木根さんのライブがあるから行く?」って言ったら、一緒に来ていましたよ。(TMの場合は、北陸に)箱的にそんなに大きなところがないっていうのもあるから。
 
金谷:北陸でFANKSを続けていくことがいかに大変か、ということが、今回初めて分かりました。

 (第4話へ続く)
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